概算見積もりの注意点

2012-07-08 11:28

家を建てたい。

という時は、工事金額が気になりますよね。

通常ならば、業者さんに平面図を描いてもらって概算見積もりをとる。
という流れも多いかと思います。

ここで注意して頂きたいのが、概算見積もりの信頼性です。

ほとんどの方は、安くて良い工務店さんをお探しでしょうから、

概算金額は業者を決める上で大きな基準になってくるかと思います。

ただ、細かい計画が決まっていない段階で工事金額を重視して業者を決めてしてしまうのは危険です。

なぜなら、調査をしなければ分からない工事もあるからです。

例えば、地盤です。

法が変わって、基本的に地盤調査が必要となります。

初期の打ち合わせでは、地盤調査をしていないので地盤が良いのか悪いのか分からないのです。

もしかしたら、地盤が悪くて地盤改良が必要かもしれません。

現状、建物が建っているから安心ということではありません。

また、昔建てた時は地盤改良をしなかったから、今回もしなくて良いということでもありません。

業者としても地盤のデーターが無ければ、想定で見積もりすることになります。

その他にも、概算見積もりを取る段階では不明なことや決定していないことが多いので、業者が想定して見積もるケースが多いのです。

安全を見て少し多めに入れておく業者もいますし、少しでも仕事にしたいから安く見積もる業者もいます。

概算見積もりというものは、そんなさじ加減で変わってしまうものです。

見積書の下の方に、
○○○は、別途とさせて頂きます。
○○○の場合は、別途ご相談させて頂くことがあります。

こんな表現がありませんか？

こうした内容については、しっかり聞いておくことが大切ですよね。

細かい設計もされていない段階で「金額が高いダメ」「安いから良い」と判断するのではなく、

自分が想い描く家を予算を考えてつくってくれそうかどうか業者さんを見た方が良いと思います。

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