- 田中 徹正
- 株式会社 トーシンリフォーム 代表取締役
- 神奈川県
- リフォームコーディネーター
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
塗装をするのに、最適な時期はいつですか?と言う質問を良く受けます。
トーシンリフォームに関して言えば、一年間、同じ品質を提供できると断言できますが、一般論ではどうでしょうか?
季節ごとの問題点を挙げてみます。
春 風の強い日が多く、工事が中断する事があり、工事期間が伸びる事がある。
また、風により、塗料の飛散、仕上がり面の埃の付着が心配です。
3月は決算前で、駆け込み需要が多く、職人が手薄になる。
梅雨 雨が多く、工事の期間が長くなる。
夏 窓の養生をした際に、室内が非常に暑くなる。
乾燥が速すぎるため、塗料の薄め調整を行なわないと、仕上げが汚くなる。
秋 台風の影響により、工事が伸びる可能性がある。
秋の天気は変わりやすく、仕上がり面が雨に打たれる可能性が高い。
冬 塗料の乾燥に時間が掛かる為、工事期間が長くなる。
大雪があった場合、工事期間が、大きく伸びる。
年末は、駆け込み需要が多く、職人が手薄になる。
などが挙げられますが、一年を通して、季節に応じての問題はあります。
問題は、天気、気温、湿度、時間帯などによって、作業を選択して、塗料の微調整を行なう。これが肝要です。
職人の技術や経験、また、それを発揮できる会社の体制が一番大切ですね。
例え話ですが、私が、見ず知らずのリフォーム店を選択して外壁塗装を行なうとなった場合は、どの季節に塗装をすると思いますか?
答えは 「梅雨」 か 「1月」 です。
梅雨は、意外に思われるかもしれません。
実際、雨が降りそうと言う理由で、嫌がられる季節です。
と言うことは、職人にも、施工会社にも、余裕がありますので、もう一日掛けて、細部までこだわって仕事をしてくれるかもしれません。(雨の中塗装する業者は論外ですが・・・)
1月は、一年の最初の仕事で、いい加減な仕事はしないものです。
また、社会も動き始めたばかりで、職人にも、施工会社にも余裕があるという点では、梅雨と同じですね。
では、最もお勧めしない季節はといいますと 「3月」 と 「12月」 です。
理由は簡単、職人も、施工会社も、年末と年度末は非常に忙しい為です。
余裕なくして、良い仕事は出来ませんから。
言い訳がましいですが、トーシンリフォームでは、12月は22日~23日ごろに、年内の工事を全て完了できるように、余裕を持って段取りを組んでいますので、余裕を持って仕事をしていますよ。
年度末は、大会社のように、今期の売り上げにこだわりがありませんので、関係ありません。過去に、12月と3月に工事をしたお客様、安心ください!
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