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 写真は長野県東御市鞍掛(くらかけ)にある「鼓石」(つづみいし)です。2006年にこの畑のご主人が地中7mから発見しました。

 

 烏帽子岳が火山の活動期だった約35万年前に生成された安山岩が大水などでこの場所に移動したそうです。

その後、石に含まれていたガスが次第に抜けて内部が軽石のように空洞な状態になったことで音が鳴る仕組みになっています。

 

 直径は約60cm、重さは約100kg。実際に叩いてみると「ボン」という低い音がしました。

石の乾燥のせいか晴天の日のほうがいい音がするそうです。

さすがに石なので手へのダメージが大きく長い時間は叩けませんでしたが、自然から贈られた音楽の贈り物を楽しむことができました。

 

 このような構造の打楽器は古代から世界の各地に存在しました。ストーンドラムといわれるものまで発展したものもあるそうですがやはり火山の近くの場所に見られ、その土地の自然環境と深い関係が見られます。

ストーンドラムのように古代に使われていた単純な構造の打楽器だと、穴を掘ってその穴の上に石や板を乗せて響きを作ったり、穴を掘っていた部分を土器にしたり。

他にも動物の骨を叩き合わせるだけのボーンズやキハーダといった楽器もありますし、木の枠に動物の皮を張った現在のタンブリンと同じ構造の打楽器(民族楽器も含めて)は世界各地に多く見られます。

 

 「世の中が統べて良く丸く治まるようにとの願いを込めここに設置した。」

と、鼓石の説明書きに書いてありました。

浅間サンラインを小諸から上田方面に進み「鞍掛東」の信号を右折し湯の丸方面に。信号から約200m程の左側にあります。

 

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