「改善」のスピードとタイミング <後編> - 飲食店経営全般 - 専門家プロファイル

平岡 美香
フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
東京都
マーケティングプランナー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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「改善」のスピードとタイミング <後編>

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 会社の都合や、さまざまな要件によって初動が遅れることは、最終的な成果に大きく影響してきます。

 

 昨年、お問い合わせをいただいた案件ですが、お打ち合わせを経ていざ契約→実行となる直前になって、社内の諸問題から当該プロジェクトを見送ってしまった会社では、未だその出口が見えないばかりか、お店の撤退まで想定せざるをえない大変厳しい状況になっている事例もあります。

 例えば、これからこの会社が問題に着手するとなれば、昨年打ち合わせていた頃よりも相当厳しい状況の中で、大きなリスクを伴いながら、全く別の提案準備をすることになる訳です。これでは、リスクが高くなるばかりです。

 

 また、問題が「売上・利益」に限らず、「人」の問題であった場合は、更により早い初動を必要とします。

 社内のデリケートな部分の問題ではありますが、企業が組織として成長してゆく過程において、人的問題を先送りにして良いことがあった例はありません。

 むしろ後々、根幹に関わる大問題となって(あの時にはっきりしておけば良かった)と後悔するのが通例です。

 

 要点としては、「個別の資質」と「会社の基準・環境」は別の問題として、段階的・計画的・意図的・継続的であることが必要です。

 業績を支える戦略・戦術を動かしているのはすべて「人」であり、この部分の「改善」、「改革」は、将来の社風を決めるのです。

 

 様々な周辺状況が毎日変化する今だからこそ、「改善」のスピードとタイミングは、何よりも大切なのです。

 

 お店の目的は、「お客さまに満足・感動を提供すること」です。

 

 企業としては「利益を確保し営業を継続すること」です。

 

 企業としてアクションを起す前に、効果を半減する要素(初動を遅らせるルール・風潮)がもし、社内にあったとするならば、それは即座に迷わず捨てましょう。

 それが出来るか、出来ないかは、社長をはじめ経営幹部が自らの仕事のやり方を見直す余裕が有るか、無いかと「イコール:同じ」であるとも言えるのです。

 

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