「やる気」には少しの背伸びが大切!
私は武道では剣道、スポーツでは野球、ラグビーなどですが、
その試合を思い起こしてみますとまさしく、
少しは格上でも「勝てるかもしれない」と思えば俄然燃えていたものです。
格下相手に苦戦を強いられるのは、明らかに気持ちの問題でした。
何度監督に怒られたことか?
また、学生時代は公式戦で格下の相手に
まさかの敗北を喫し、涙を流したこともあります。
こういったことは自分自身の経験もそうですが、
スポーツ観戦などを見ていてもよくわかります。
例えばプロ野球。
1点、2点を争う緊迫した接戦では、選手達の動きや目が違います。
それが、2ラン、3ランなどのホームランが出て
それが、7回8回と後半だと、
もうテレビでみていても「あきらめムード」が漂ってきます。
ブラウン管を通して、「負けの雰囲気」が伝わってきます。
すると、さらに点差が開いてしまうなんてこもある。
きっとそんなゲームを観たことがあると思います。
さて、話をビジネスの場面に戻します。
「モチベーション理論」に関して
つまり、「アトキンスンの達成動機理論」について
立教大学名誉教授の松井氏が行った
営業チームを例にとった実験があります。
話しは少し複雑なのですが、簡単にいいますと、
チームを二つにわけて、
売上目標をその営業マンの自信のもてる範囲に
設定したら成績がのびたというものです。
ポイントは、以下の2点です。
1)自分達に目標を設定させた
2)ひと月の目標を上旬、中旬、下旬に小分けした
特に2)は、
■「目標の近接性」
■「フィードバック」
を生み出すために
より効果的であると指摘されています。
つづく・・・
*1
EARTHSHIP CONSULTING
*1参考文献:『プレジデント』(プレジデント社 2000.7.17号より)