「派遣業を始めるにあたっての適性とは?」 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

小岩 広宣
社会保険労務士法人ナデック 
社会保険労務士

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月15日更新

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 「派遣業を始めるにあたっての適性とは?」

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 人材派遣業への進出を検討しようとするとき、適性を判断する目安としては次のような項目が挙げられます。

 (1) 中堅以上の会社で、部下を持って働いたことがある。
 (2) 企業がいかに成長するかは、ヒトをいかに育てられるかにかかっていると思う。
 (3) 起業するなら、すぐにも法人化したい。
 (4) 部下が仕事をやり遂げたり、成長していくことに大きな喜びを感じる。
 (5) ずっと事務所で仕事をするより、顧客先を飛び回って仕事をする方が向いている。
 (6) 自分は面倒見のよい方だとまわりの人からはいわれる。
 (7) 仕事上、最低限必要な法令は当然遵守しなければならないと思っている。

 まず、派遣業には独特の雇用管理が求められるため、部下を持って働いた経験が問われます。業種を問わず、勤務経験はきわめて大切だと思います。

 企業に人材を提供することそのものに意味があるのでなく、人材の教育・育成を手がけ、企業に人材の活用方法を提案することにこそ、意味があります。

 人材の指導育成を企業の成長のための手段ととらえるだけでなく、社員自身の立場に立って、その成長に喜びを感じる姿勢が大切です。

 派遣業はいくら知識やノウハウがあっても、事務所にいるだけでは成立しません。昨今はインターネット上での登録やマッチングも盛んですが、ビジネスの幹の部分は、やはり直接クライアントに訴えかけることによって成り立ちます。

 周囲の人からどんな印象の人だととらえられているかということも、意外と重要です。派遣業の世界で成功している人は、面倒見のいい人として評価されている人が多いようです。

 そして、何よりもコンプライアンスの遵守が重要です。派遣業は法的なしばりが強い許認可業種である上に、そもそも派遣業じたいが高い倫理観が求められる仕事です。コンプライアンスの部分がおろそかになると、事業活動じたいの成否が問われることになります。