そのため浴室の壁は、直接外気に接しません。北国の住宅では、浴室が寒いとお風呂に入るのも憂鬱になりますが、これで解決です。
問題は、外の光を浴室に届けることです。
でも浴室の正面の壁はトリプルポリカーボネイトで出来ているので、ひかりを通してきちんと断熱します。
このように、「能代の住宅」ではプランで冬の外気から浴室を守るほかに、壁の素材でも考慮しています。
つまり、冬の快適な生活を維持するために二重三重の仕掛けをしているのです。
また、2階のリビングの夜の写真を用意しました。
外側のスノコの下に1階の照明と兼ねながら計画しました。2階では下からのひかりでリビングを演出します。
照明計画も昼のひかりとは違い、人工的に操作することができるので、工夫次第で様々な楽しみ方ができます。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
044-411-7934
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