- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
セバスチャン・ゴダールへ
Sebastien Gaudard
22, rue des Martyrs 75009 Paris
おいしいものがいっぱいのマルティール通り。少し重厚な構えに驚きました。
以前ボン・マルシェのデリカバーのシェフをされていたときとは、本当に180度くらい違う印象なのです。
デリカバーに並んでいたカラフルでポップなお菓子は、がらりと様相を変え、シックで正統派の伝統菓子ばかりに。
洋梨のタルトE4.5は、しっかりしたフィユタージュに、クレーム・ダマンドと洋梨。きちんと真っ当においしいタルトです。
ババ・オ・ラム ’マルティニック’ Baba au rhum 'Martinique' E4.5
やさしく上品なラムが香ります。マルティニック島は、西インド諸島にある、フランスの海外県で、上等のラムを算するところです。
ババの生地のキメも、ラムの香り高さも、どぼどぼのシロップの吸わせ加減も絶妙! つい先日の教室で自分で作ったばかりなので、より一層印象が鮮やかに。
先端の、美しく、複雑で、素敵においしいお菓子は当然大好きですが、こんな伝統に忠実で、あるべき姿のお菓子をまっすぐ、美しく、丁寧に提示してくれるお菓子屋さんというのも、とても貴重に思います。
アベスで、人だかりのしているジェラート屋さんがありました。
Amorino Paris-Abbesses
39 rue des Abbesses - 75018 Paris
http://www.amorino.com/fr/
「フレッシュな牛乳、ビオの卵、着色料も人口香料もなし」
なんて看板を見たら、アイス好きとしては通り過ごせません(パリ中にたくさん店舗はあるよう)。
ヴァニラとショコラ・アメールとアマレーナチェリーの3種盛りにしてみました。
順番にあっさりした風味を堪能します。
ローマの休日ならぬ、「パリの土曜日」! 目の前の階段を下りてみたくなるような気分です。
このコラムに類似したコラム
12月の料理基礎講座のお知らせ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/12/11 08:09)
舌平目の扱い方 9月の料理基礎講座のお知らせ 塚本 有紀 - 料理講師(2013/09/11 22:55)
エキゾチックというよりトロピカル 8月の製菓連続講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/08/25 19:09)
「今月のフランス焼き菓子」記事はバカンスのお菓子 塚本 有紀 - 料理講師(2013/08/15 23:08)
6月の料理連続講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/06/16 23:21)