太陽光発電ビジネス最新情報

先日、某メーカーの西日本地区担当者と久しぶりに会い、貴重な情報交換が出来ました。

最近、5年以上前に設置した太陽光発電のトラブルが全国的に急増しているとの事でした。内容は、モジュール(パネル)の電極の上に乗っている銅配線が剥離してきているらしいのです。それによって起こる事は、太陽光発電システムはいくつかの直列で配線工事がされている為に、1枚のパネルがダウンすると設置したシステムの一部または全てがダウンし、屋根で電気が作れなくなるのです。

その原因は何かというと、ほとんどの国内メーカーは一応工場のラインで機械により安定した品質のパネルを生産しておりますが、一部はんだ付け等は手作業をしていて、そのクオリティが均一ではなく、メーカーの10年保証前に劣化している事らしいんですね。ましてや、25年保証を掲げている某海外メーカーは言うまでもありません。

今後、メーカー保証期間中の製品上の瑕疵に関わるトラブルという事で、メンテナンス必要案件の対応により、新規の生産及び販売の足かせとなる可能性も否定できず、メーカーの業績や株価等にも影響が出てくるかもしれません。 また、今のところマスコミ等には情報は伝わっておりませんが、その内、消費生活センターからクレーム案件として上がってきたり、メーカーと消費者とのトラブルや訴訟問題、損害賠償問題等に発展する可能性もあるかもしれません。

太陽光発電ビジネスを営まれている業者様は、将来起こりうるであろう事業上のリスクとして、ぜひ社内で一度確認する必要があると思われます。

ブランドコンサルタント
中村　光亮
http://gmc.jpn.com/