- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
なんて美しいのでしょう! フランスに来て、まだ旬のアスパラを堪能できていないので、今すぐにも茹でて食べたい気分。
モンペリエからナントに一飛びし、
ナントからTER(地方急行列車)で20分ほど、クリソンClissonという街に来ました。
この街出身の建築家(フランス人)がイタリアに留学後に建築に携わったため、街がどこかイタリアっぽいのだそうです。
お城の城壁の中のマルシェに。
アーティチョークは3個で6ユーロ(630円)!
日本で輸入のを買うと、ときに1個が1000円を超えてしまうのです。うらやましい。
丸ごと茹でて、ヴィネグレットに浸けて食べたいもの、テレビでもゆっくり見ながら。
「牛の心臓coeur de boeuf」は特徴的なひだのあるトマトで、今や大流行りです。新種のように見えますが、じつはいったん廃れて「回帰してきた野菜legume retourve」の一つです。
ノワールムティエ島の新じゃが
ノワールムティエ島Noirmoutierとは、ヴァンデ県にある島(といっても、本土と砂州でつながっているよう)で、じゃがいもがおいしいことで有名です。
こんなに小さいのでも、アクはなく、きちんとジャガイモの味がするのです。
これはオリーヴ油でころころと転がして、アンチョビを散らして食べたい!
「200g下さい」
「うーん、250gだけど?」
「オッケー」
300は軽く超えるだろうと予測しましたが、こんなに小さいブレとはかえって驚き。
これは持ち帰って、料理講座で使う予定です。
ナント産のガリゲットgariguettes
ガリゲット種のいちごはよいのにあたればとてもおいしいのです。しかもこれにはわざわざ
「とても甘いtres sucree」と書かれています。
これは買わずにはいられません。
甘い! 香り高く、ほんとにすばらしい!
「わーい。初物、初物!」
1パック3.8ユーロ(400円)とは、フランスにしてはちょっと高いかも。でもその価値が充分にあるおいしさでした(結局滞在中で、一番おいしいいちごでした!)
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