先日、北海道に行った時に旭山動物園に行ってきました。
いまさら知らない人はいないかと思いますが、
今までにはない動物の展示方法によって、
動物がのびのび、いきいきと生活する様をみることが出来ると、
評判の動物園です。
はたしてどんなもんかな?と思って行ったのですが・・・
やはり評判に偽りなし!でしたね!
トラやアザラシはともかく、
至近距離で白くまを見たのは初めてです!
それもウロウロと落ち着きなく、
まあ~よく動くんですよ、こいつが。
某動物園では、
「あれ?置物?」
という程度でしか見たことがなかったので、
初めて動いているところを見ました、こんなに動いてるの。
すごい迫力でしたね~、
こんなのに襲われるアシカやアザラシが気の毒になります。。。
そして園内は広すぎず狭すぎずコンパクトにまとまっていて、
ストレスなく順を追って動物を見ることが出来ます。
丸一日充分楽しめると思います。
この動物園には、これといって珍しい動物がいるわけではありません。
どこにでもいる動物しかいませんし、
カバとかサイとか像などの分かりやすいでっかいヤツらもいません。
なのにこれだけ人をひきつけるのは、
「見せ方」
「魅せ方」
に尽きると思います。
とにかく色々な角度で動物を観察することが出来ます。
それこそ上から下から右から左から、と。
おしっこを不意に引っ掛けられる危険性はありましたが、
真下からユキヒョウのおなかや肉球を見たときは、
冗談なしに鳥肌が立ちましたよ、すげぇ~って。
こんなとこ、普通は見れないですよ!
そこで思いました。
この動物たちの「見せ方」や「魅せ方」、
今の不動産業界が物件情報を発信する上で一番欠けているところだなと。
どこの不動産業者も数多くあるポータルサイトや自社サイトで、
物件の情報は発信していますが、
どれも物件の情報が魅力的に伝わっているかは疑問です。
いや、売主さんが伝えたいと思っている情報の、半分も伝わっていないでしょう。
インターネットが世間に出て10年以上経ち、
不可欠なツールになっているにもかかわらず、
そのツールを使い物件の情報を魅力的に伝えているのは、
「東京R不動産」
→→→ http://www.realtokyoestate.co.jp/
だけではないでしょうか。
駅から何分の○LDK、閑静な住宅街、
などのようなありきたりの表現はありません。
物件一つ一つにストーリーがあり、
ひとつの読み物としても秀逸です。
ついつい読み込んでしまいます。
一般的にはデメリットになりかねない条件も、
見方を変えてまるでそれがメリットのように伝えています。
売主さんから不動産売却の依頼を受ける我々は、
もっとこうした物件の「見せ方」・「魅せ方」を学んでいくべきでしょう。
自分の思いの詰まった不動産を手放す売主さんは、
伝えたいことはきっと山ほどあるはずです。
どこの不動産業者に依頼しようかと悩んだときに、
不動産業者の規模で選ぶのもいいでしょう。
ただ、これからは会社の規模だけではなく、
「自分の伝えたいことや伝えてほしいことを、どのような形で表現してくれるのか?」
ということも、選択のポイントにしてみたらいかがでしょうか。
情報を大切に扱う不動産業者は、
物件そのものも大切に扱ってくれるはずだからです。
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