- 松永 隆文
- Qull一級建築士事務所
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
通常、壁を作るには、柱の両面に石膏ボードを張り、壁を構成していきます。
その為、柱の厚さ分、壁の中に空洞が出来てしまいます。
外壁まわりは、その空洞に、断熱材を入れたりしますが、部屋間の間仕切り壁は空洞のままです。
その空洞を利用して、壁に凹みを作り、照明を組み込んで、ちょっとした飾り棚を作ることをニッチと言います。
私どもは、よく階段の途中や踊り場に、ニッチを計画します。
階段の照明計画は非常に難しく、天井に付けると、電球交換が天井が高すぎて出来ない。
壁にブラケットタイプの照明を付けると、上り下り時に邪魔になる。
ニッチは凹んでいる為、邪魔にもならず、電球交換も容易で、ちょっとした階段の演出効果もあり、よく提案させて頂いています。