東京の昔からの住宅密集地には、「間口」が2mない敷地がけっこうあります。多いのは「間口1.8m」という敷地です。どうして、そんな中途半端な敷地ができちゃったの?なぁーんでか?といいますとネ、これは尺貫法が災いしているんだそうです。
昔は、土地を分筆する際に、家を建てる大工さんが、チョチョッと測って分けたりしていたらしいんです。大工さんが使っているのは、紛れもない「曲尺(かねじゃく)」。メートルの表示はございません。
1尺(しゃく)= 10/33m
1間(けん) = 6尺 で、
「まっ、間口が1間あればいいっか!」と「間口1.8m」の敷地ができあがってしまったそうです。
ちょっとコワイお話しですね。