愛着のある茶室を残して住宅を建て替える/平屋 和風モダンの家 - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

堀 紳一朗
忘蹄庵一級建築士事務所 代表
東京都
一級建築士

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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愛着のある茶室を残して住宅を建て替える/平屋 和風モダンの家

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設計の方法

愛着のある茶室だけを残して住宅を建て替えてほしいというご相談をいただきました。

昭和27年に建てられてから増改築が繰り返され、多い時には3世代で生活していましたが、現在は奥様が一人で使われています。既存建物のうち玄関脇の茶室が来客に、親族の集まりに、奥様が開く茶道教室にと広く活用され愛着があるため残すこととなり、既存の茶室棟、新築の住居棟、その2棟を玄関で繋ぐというプランになりました。

茶室棟はご友人や親族、茶道教室の生徒さんなど頻繁に訪れる来客に対応できるように来客用玄関を備えたパブリックエリアとし、住居棟南側のリビング・キッチンおよび和室へ繋がる玄関をセミプライベートエリアとし、寝室や収納・水廻りなどをプライベートエリアとするなど、エリアごとに使い分けられるように計画しました。

外観は茶室棟の屋根勾配や外壁に調和がとれるように仕上げ、内部は屋根勾配から生まれる天井高さを活用し、収納・水廻り部分では天井裏に収納スペースを広く確保しました。 

既存建物に増築していくことは法律の制約で難しい場合がありますが、今回は増築方法を工夫することで希望の間取りが叶うこととなりました。詳しくは「古い建物の増改築は難しい」をご覧ください。

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