パン・ド・ロデヴを求めて モンペリエ近郊の町 - 料理教室 - 専門家プロファイル

塚本 有紀
フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
大阪府
料理講師

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対象:料理・クッキング

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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パン・ド・ロデヴを求めて モンペリエ近郊の町

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5月7日
シャルル・ド・ゴール空港に朝6時過ぎに到着し、そのまま南仏モンペリエ行きの飛行機に乗り換えました。
1時間20分でモンペリエに到着。

まずはモンペリエの近郊Saint Mathieu de Treviersにある「Maison Chabanol」へ。



この旅の最初のパン・ド・ロデヴです。
現地では、パン・ド・ロデヴは、「パン・パイヤスpain paillasse」と呼ばれるようです。パイヤスとは柳の木の枝でできた、パンを発酵させる籠のこと。昔は大きな籠で生地を発酵させていたのだそう。



このお店の経営者Jean-Luc Chabanolさんは、ロデヴの町のあるエローHerault県のパン組合の組合長さん。でも若干39歳!


発酵させた生地の分割を見せてくださいました。端から交互に切っていきます。
分割した生地をくるっとひとひねり、あるいはもう少し。
そのままオーヴンへ。


お話を聞いている間に、小、中、大と焼けてきました。

焼き立ては香ばしく、ちょっと焼いたお餅のような味がします。


さて近くの村でお昼ご飯です。

人がほとんどいない・・と思っていたら、レストランにはいっぱいです。





ハムと鶏のささみとチーズのサラダ
あとから料理人がやってきました。
「サラダ、どうでした?」
「おいしかったよ!」
と言うと、ほっとした様子。
ようやく気候が暑くなってきたので、今期初のサラダを作ってみた模様。こんなことを聞かれたのは初めてです。




鴨のコンフィとじゃがいも、緑フラジョレ豆 canard confit, pomme de terre et flageolets verts

深夜の羽田を発って、20時間。ようやくフランスにやってきたことを実感します。お天気もよく、戸外のテーブルはとても気持ちがよいものです。


さっきのシャバノルさんが下さったパン・パイヤス

少し時間がたって、よい香りになっています。ごく軽い酸味とほどよい塩加減。ひねったことで中身に少し弾力がでてて、よい食感です。とてもおいしいパンでした!
(明日に続く)

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