- 山内 浩司
- 歯科医師・院長
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
インプラントは骨の中に植立するもの、骨がなければ出来ません。
上顎臼歯部、副鼻腔(上顎洞)が口腔領域に近接している我々モンゴロイド(黄色人種)。
少し以前は、ホリゾンタル(水平的)サイナスリフト法により過大に切開・剥離・骨きり⇒腫脹・疼痛・長期間の治療、、、。
この方も大臼歯にインプラントをしたいのに、骨が薄いです。
(写真左)みどりのラインが歯槽骨の上縁、きいろのラインが上顎洞の洞底線(シュナイダー膜)です。1〜3mmという厚さです。ここにインプラントをするならば、骨を新しく増やさなければなりません。
今はサイナスリフト法もバーティカル(垂直的)に行います。歯茎もメスで大きく切りません。
(写真右)インプラントフィクスチャーの植立手術直後のレントゲン写真です。
種類も太さも違う2本のインプラントを植立しました。
ボーンエクスパンジョンと、オステオトームと、骨補填材の填入。
インプラントの周囲にうっすらと不透過像が見えています。
シュナイダー膜を押し上げて、補填材がインプラントを包んでいます。
みどりのラインが歯槽骨の上縁ですね、きいろいラインは今回の手術でサイナスリフトされ、持ち上がった上顎洞底線です。
ノンフラップ(無剥離)の状態で、スタートポイントのみドリリング、そしてオステオトームと骨填入をしサイナスリフト、エクスパンジョンにて既存骨も上方へ押し上げた後、インプラントを初期固定しました。・・・続きはブログで、