【相談実例】勘違いで高額慰謝料請求。離婚したいけど… - 離婚問題全般 - 専門家プロファイル

久保田  優子
株式会社カラットクラブ 修復・離婚アドバイザー
東京都
離婚アドバイザー

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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【相談実例】勘違いで高額慰謝料請求。離婚したいけど…

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こんにちは、修復・離婚アドバイザーの久保田です。

こちらには実際にお客様からお受けしたご相談に、どのようなアドバイスを差し上げたのかご紹介していきたいと思います。

 

■相談者 40代男性

離婚を決意し昨年離婚調停をしましたが取り下げました。相手方(妻)が婚姻費用分担調停を申し立てて来て、月6万円で決定しました。 今年になって再度、離婚調停をしたところ、妻からの離婚条件は300万円の慰謝料と言われました。その条件がのめずに解決できていません。

理由は自分の女性問題を勘違いした末の高額請求だからです。3年前から妻とは不仲で、両家間の付き合いもありません。もちろん年末年始は別行動、この3年間会話もない状態です。


どうすれば離婚できますか?

 


■久保田からの回答

お互いの気持ちがすれ違ってしまっている中で、修復、離婚どちらにも固まらない状態というのは、苦しいものですよね。縁あって夫婦になられ、お子さんも授かったのですから、離婚しないにこしたことはないのですが、考えに考え抜いた末の苦渋の選択なのでしょう。


今回2回目の離婚調停中とのことですが、条件があわずに揉めていらっしゃるご様子。

同居中と仮定してのアドバイスになりますが、離婚のためにはまず『別居』です。何年か別居をして、夫婦が破綻しているという事実を作っていかなければなりません。同居していては、いくら会話がない、両家間の付き合いがないといってもなかなか難しいと思います。


奥様はあなたの女性関係を勘違いなさって、300万の慰謝料を請求しているとのことですが、なんとしても離婚したいということですので、あなたに不貞などの非がないのであれば、奥様が納得せざるを得ない事柄の立証をし、慰謝料という名目ではなく、別の名目(例えば解決のための和解のお金)でいくらか払ってしまうのもひとつ。

もしくは、離婚調停が不成立に終わってから訴訟などに踏み切ることも可能だと思います。

いずれにしても法のプロである弁護士に相談なさてみるのが確実です。


奥様はお子さんたちも抱え、将来の金銭的な不安もあることでしょう。お子さんたちの心のケアの心配もあるはずです。そういった問題を解決してあげないと、離婚はなかなかスムースには行かないはずです。


根競べのように、離婚まではまだまだ長い道のりになりそうですが、お子さんたちのことを十分考えて、父親としても後悔のないような道を選択してくださいね。


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