メタルフリーを理想としたい - 虫歯治療 - 専門家プロファイル

神谷 忍
神谷デンタルオフィス 藤沢インプラントセンター 理事長・歯科医師
神奈川県
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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メタルフリーを理想としたい

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  1. 心と体・医療健康
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藤沢市 インプラント 神谷歯科 では特にメタルフリー修復に力をいれています  いわゆる保険のパラジウム合金は銀50%銅17%パラジウム20%金12%その他とされています  口腔内でさびたりしないぎりぎりの性能といえるでしよう しかし金属の裏側 すなわち 歯とセメントと接触しているがわは ほとんどのケースでセメントが解けてメタルが黒く腐食しています ご自分の外れたメタルが真っ黒になっていて驚いた経験をお持ちの方がほとんどだと思います 歯科に携わる人間はこのことはみんなしっています したがってドクターもハイジニストも技工士も自分の口腔内にパラジウム合金をいれることはけっしてありません  特に最近のセメントとパラジウム合金の相性はあたらしいものほど悪くなっているというのが 率直な感想です メーカーの言うとおりの性能とは程遠くほとんど接着していない セメントがくずれている リークして金属イオンが溶け出している このようなケースがわずか数年でおきているとは 患者様も知る由も無いことだと思います 20年以上前にメインでしようされていた リン酸亜鉛セメント のほうが20−30年前の被せ物などをはずしたときに なかにしっかり残っていてまだまだ使えそうな感じです  ではなぜ最近のセメントが調子悪いか その回答は簡単です ワールドワイドに使用されていないメタルには ほとんど開発に時間をかけたり 臨床実験がされないまま 認可を受け世の中にでてきてしまっているのが実情だからです 今となればパラジウムと相性の良いセメントの開発を望むより パラジウムを使用しないという方向が 我々が国や厚生労働省に訴えかけ 患者様もご自身の健康のためよく考えていただきたい進むべき道だと強く主張したいです