- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
現況、年金の受給が年々遅くなり、65歳までの無年金の期間の収入の確保が様々なメディアで取り上げられています。私もご相談者(多くは30代から40代の方達)のライフプランの前提として、60歳定年後の働き方をどのようにお考えなのかをお尋ねしています。
今後の無年金時代に備えるための参考として、平成23年2月22日に厚生労働省から発表された資料に、60歳定年後の就労状況が記載されています。60歳定年の企業にお勤めの方達の定年後の就労への参考としてご紹介します。
資料は「第6回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況」です。
調査は、平成17年から実施されていて、今回が6回目で、調査の期日 第6回調査 平成22 年11 月3日(水)に行われています。
調査の概況は
第1回調査(55~59 歳)時に60~64 歳は「仕事をしたい」と希望していた方のうち、第6回調査で「仕事をしている」方の割合は74.8%、4人の内3人が働いていらっしゃいます。
現在50歳代の方でお仕事をお続けになる目標がある方は、できるだけ早いうちから、準備される事をお薦めします。
そのお仕事に就かれた理由を、複数回答なかの上位7位までのグラフを掲載します。1位は、現在の生活費のためが、男性で74.0%、女性で49.6%、2位は現在の生活費を補うためなのですが、総数で30%の方が健康を維持する為、24%の方が今の仕事が好き等が理由として挙がっています。私は、経済的な理由だけでなく、社会との関わりも持てますから、お仕事に就かれることをご検討下さい。
現在仕事をしていない方の内、就労を希望していらっしゃる方も31.3%いらっしゃいます。
また、仕事をしている方の内、65~69 歳で「仕事をしたい」割合は56.7%、70 歳以降でも28.7%いらしゃいます。
ちなみに、私も60歳定年者で、既に65歳を超えていますが、当面は現在の仕事を続けるつもりです。
内容を詳しく知りたい方は下記をご一読ください
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/chukou11/dl/gaikyou.pdf
☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
お気軽にお問い合わせください。
★毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
宜しければご参加ください
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html
このコラムに類似したコラム
お金にとらわれない生き方の実現 森本 直人 - ファイナンシャルプランナー(2013/07/05 18:25)
『一企業に長く』5割超 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2012/07/07 09:20)
借入金の有無、貯蓄額による定年後の仕事をしている方の割合 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2012/05/18 09:00)
『65歳以上も仕事』半数超 渡辺 行雄 - ファイナンシャルプランナー(2012/03/03 09:55)
「へぇー、そうなんだ。」と受け止めてみる。 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2023/10/31 16:20)