あなたの会社、お店が「地元発信」の基地となる - 新規顧客開拓 - 専門家プロファイル

うえた さより
株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
マーケティングプランナー

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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あなたの会社、お店が「地元発信」の基地となる

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女性客、高齢者が来店しやすいお店づくり あ〜勘違い。女性客が良しとするお店とは

先日の「トヨタ86」のコラムで、

あなたの会社に「遊び」とか「余裕」がありますか?

で、終了しました。たまたま、ネットのある記事を読んでいたら、

「遊びのある人生」はストレスに強い!その訳とは

あなたの人生に「遊び」はありますか?

という個人レベルの私たちに問いかけた記事を目にしました。

これ、会社とかお店でもそうじゃないかな?、同じことを指しているでしょう。「遊び」といっても、芸者遊びや豪遊することをいうのではないですよ。

個人レベルだと、仕事の合間の、休日の息抜きでしょう。価格のおさえたビヤガーデンに行き、みんなとばか騒ぎするのもいいと思います。好きなクルマを洗車するのも、すっきりしますよね?

会社やお店レベルだと、仕事に若干、関連もするのだけど、お金をかけない程度に地域の方や自分のファンに貢献することじゃないかな・・・。時間はかかるけど、回りにまわって、自分のところへお客さまがどっとやってくることもありますよ。時間のかかる「集客」ですが、地域の方に愛され、必要不可欠なポジションとなり、地元情報の発信基地になる・・・。

その例を今日はお話します!!

地方都市のある建設会社の専務さん。Hさんで。ちょっと有名人。その県に行くと、Hさんの名前が通用しましたからね。

そのHさんは、会報誌を発行しています。建設会社の会報誌だから、ちょっと堅い内容かな?とか思いながらいただくと

意外に、9割ちかくは、Hさんがていねいに調べたり取材した地元絡みの情報。まさに、タウン誌を自社で発行している感じです。今回の会報誌で85号。2ケ月に1度のペースで発行しているので、10年ちかく続いている・・・。発行部数も5000部だそうです。

コツコツと積み上げてきた情報誌でしょう。ですから、Hさんは地元の有名人的存在にもなったといえるのです。

この会報誌は会社のニュースレター的ポジションですが、

ふつう、会社のニュースレターは、自社の商品やサービスのことをお客さまのご感想とともに載せていることが多く、「売る」の姿勢が濃いですよね。

「うちの商品を買え」、といわんばかりの内容。

ところが、Hさんのは、ほとんど9割近くがお店の情報や人物の情報だったりします!掲載されたからといって、広告料をとられるわけではありませんし・・・。

一見、取材などに時間がとられるし、編集も自分。印刷料金もかかるし、県外には送らなければならないし・・・。

いろいろとたいへんですが、Hさんはニコリと「メリットは大きいですよ。」

メリット

・営業が苦手なので、新規顧客獲得の意味で、取材させてもらう。(警戒心を持たれずに、自社の情報も伝えることができる)

・営業まわりに、取引先やお客さまに営業ツールとして、あいさつがわりに会報誌を渡す

・内容が、情報誌なので、お客さまを法人か個人、主婦などと選ぶ必要がない

・会報誌が地域の方のコミュニケーションツールとなる

・地元の方々の情報発信基地となり、地元の方々に愛される

謙虚な姿勢、会社の利益に即効性もなかった会報誌が、今や地元の情報発信基地と変貌。楽しみにされているファンは全国にいるそうです。

会社の利益に、すぐに結びつかない一見、専務さんの趣味にも見えた「遊び」や「余裕」が今や会社の重要な営業方法。

さらに、地元の情報発信基地。一つの文化がここからいつも発信されているわけですね。

何も、会報誌を作れ!と言っているわけではありませんん。

まずはできることから進めましょう。

ゴールデンウィーク、お店の一画にファミリーが座って休憩できるようなスペースを用意し、お茶やコーヒーなど出してあげることもいいですよね。

小さなお子さんも来られそうなら、絵本を用意して・・・。

「いつでも、友達とおしゃべりに来てください。」

と時間制限も問いません。「あなたのくつろぎスペース」です。というPOPをテーブルに置いておくのもいいでしょう。

すぐに、とはいきませんが、女性の口コミでいつのまにか「地域のコミュニティサロン」となっているでしょう。




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