これからの時代の女性の生き方（８）　それぞれの物語を作る時代

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「働く」を応援するシリーズⅢ　　
　　これからの時代の女性の生き方（８）
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男性にも女性にも気さくに話しかけて
誰に対しても分け隔てなく
いつも明るく
ひねくれたところが一切にない
そんな女性に出会うとどうしたらこんな風な素敵な女性になれるのだろうと
いつも思う

そういう女性は
苦労して身につけた人間性というものではなく
元々そういう資質を身につけて生まれてきた人
もしくは
そういう家庭環境で育ててもらった人で
だから本当にどうしたらそういう女性が生まれてくるのか
余計に知りたくなってしまう


でも同時に
こんな風にどこにいても皆を明るくできるような女性は
苦労する環境に置いてあげたくないとも思ってしまう


苦労はいい風に積み重なれば
人間性を高める事や
人の痛みや気持ちが理解できるようになるけど
でもその過程のどこかで
必ず欠如感や劣等感と戦わなければいけないから


だから
昔から親や男性たちは女性には苦労をさせまいとしたのかもしれない
女性だって苦労の末に強く優しくなれると言ってきたけど
そんな時代やそんな親やそんな男性の気持ちが少しだけわかった


でもそれでも変わらず言いたいことは
時代が変わってしまったということ


「本田直之さん」の言葉を借りると
今までエスカレーター式の
一度乗ったら皆が同じ速度で同じ方向に向かっていく時代ではなくなって
生まれ育った環境や資質だけで順位が決められていたような時代ではなくなって
一足飛ばしで行く道が出てきたの

さらには
エスカレーターではなく
自分の足で道なき道を一人で登る登山のような時代になってしまったの


その時に
ある人は自分の天性の資質で
5合目からスタートできるような人もいれば
『どこでもドア』のような便利な道具を生まれながら持っていて
頂上にいきなり到着できる人もいるかもしれない

でも女性であるから
皆がみな、苦労をしなくてもいいのだよと
エスカレーターに乗せてもらえた時代では無くなったから
自分は何合目からどんな風に登っていくのが一番良いのかを
考えなくちゃいけなくなった
それが自分を知り自分の生き方を考えるということ


先述の皆に好かれる女性の場合
もしかしたら頂上にいきなり到達している人もいるかもしれないけど
でも登ったら必ず下山しなくちゃいけないし
下りる時は登った道を知っている方が下りやすいということもある


だから
自分は何となく苦労もせずにやってこれたなと思う女性も
自分は苦労する道敢えて選んでるなと思う女性も
それぞれ自分なりの選んだ道に自信持って突き進んだらいいし
結局は登って下りて、同じところに戻ってくるのだから
みんな生まれて死ぬ時には同じ地点に戻ってくるもの


安心して挑戦してきたらいいのよ

そして

戻ってきた時にあなたなりのその道中の話を
物語にして話してあげられれば


山ガールが流行するように
素敵な時代になったのね

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