外貨MMF(ユーロと豪ドル)の投資対象例について - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年12月11日更新

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外貨MMF(ユーロと豪ドル)の投資対象例について

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昨日は米ドルMMFの投資対象の金融商品について、ご紹介しました。
本日は、ユーロMMFと豪ドルMMFの投資対象の1例をご案内します。数多くのMMFの中野1例ですので、ご購入を検討する際には、対象とするMMFの目論見書等をご自身でご確認ください。

昨日と同じ運用会社が運用しているユーロMMFと豪ドルMMFの目論見書の投資状況
(2011年7月末現在)を基として記載します。

ユーロ・ポートフォリオのケースでは、
資産の種類は、先進9ヶ国のコマーシャル・ペーパーに純資産総額額の43.92%を投資しています。欧州のドイツ(投資比率9.58%)、イギリス(投資比率6.05%)、スウェーデン(投資比率5.05%)、アイルランド(投資比率5.05%)、フランス、ノルウェー、フィンランドのほかに、オーストラリア(投資比率5.04%)や日本(投資比率4.54)にも投資していました。

また、譲渡性預金証書には、イギリス、フランス、日本の3ヶ国で投資比率35.35%を占め、政府債としてイタリアに5.05%、定期預金はドイツに投資比率15.71%に投資しています。

昨日にも定期預金が掲載されていましたが、預貯金でも定期預金は投資商品として扱われます。

個別銘柄のトップ3は、日本の住友信託バンクグループ(発行国イギリス)、NORDEA BANK(発行国スウェーデン)、GEキャピタル(発行国アイルランド)で、保有する主な22銘柄が掲載されています。

現時点では、ユーロ圏の国債問題等があり、イタリア政府債は保有していないかも知れません。

ただ、投資対象を検討を概観するだけで、欧州の国力・信用度が見えてくると思います。
欧州の個別株式と個別債券に投資される場合には、参考として数件のユーロMMFで個別企業の確認をお勧めします。

豪ドルMMFの例では、資産の種類にオーストラリアの変動金利債(投資比率1.58%)が入っています。インフレ率が日本・スイスなどに比べて相対的に高い国のため保有が必要な債券と考えます。投資している資産の種類は、コマーシャルペーパーがオーストラリア(投資比率44.54%)、ドイツ(投資比率8.60%)、イギリス(投資比率5.59%)、ノルウェー(投資比率4.67%)の4ヶ国で63.39%を占めています。
譲渡性預金証書はイギリス、アイルランド、フランスの3ヶ国のもので11.84%を占め、定期預金はオーストラリアで投資比率15.14%を占めています。
総じて、投資対象の資産分散の対象国は、ユーロや米ドルに比べて、少ない国数に為っています。

ポートフォリオの個別銘柄のトップ3は、FMS WERTMGTのコマーシャルペーパー(発行国ドイツ)(利率4.78%)で(投資比率4.66%)、AUSTLARIA NZ BANKグループ(発行国オーストラリア)(利率4.82%)のCP(投資比率4.64%)、INTESA SP IRELANDの譲渡性預金(発行国アイルランド)、(利率5.12%)、(投資比率4.58%)保有していました。主要銘柄として30銘柄が掲載されています

このように通貨ごとに投資対象が異なっています。大手運用会社は資金が大きいとはいえ、様々な運用対象に分散投資をしています。小資金の我々一般投資家は、このような分散投資は出来ませんが、分散投資の考え方は参考になります。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

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