運用のプロに任せても運用成績が良くなる保証はありません

投資信託は運用をプロに任せるから安心、運用成績が良い、と誤解する様な広告が載ることがあります。投資の原則でとして、長期的な運用では、プロはインデックスに勝てないとされています。(様々な実証データがあります)

投資の成果を測るシャープレシオを提示した、アメリカのシャープ氏が投資家に常に説いていたのは、パッシブ運用の良さであり、あのバフェット氏も一般投資家はインデックスファンドで運用を考えるようお勧めしています。
では、パッシブ運用とアクティブ運用の優越を手軽に確認する方法があります。それは、モーニングスターのファンド検索を利用して、ファンドの成績を調べることで解ります。

まず、資産クラスごとのベンチマークを決めます。例えばMSCIコクサイであれば、日本を除く先進国の株式が対象に為ります。これを、あなたが知る投資信託の運用レポートで知ることができます。
例えば、投資信託の名が、先進国株式オープン、先進国株式インデックスファンドなどの運用レポートを探して下さい、
私は良く中央三井アセットマネジメントのホームページの中から、外国株インデックスファンドでこのベンチマークを確認しています。
同社の2011年12月30日のレポートで確認すると、
同指数の騰落率は、1ヶ月来　3.85%、3ヶ月来7.26%、6ヶ月来マイナス12.65%、1年来でマイナス9.25％、3年来26.99%、5年来でマイナス39.09%
と解ります。

この数字を使い、先進国を対象とするであろうファンドで成績が良いのは、どれなのかを探すと同時に、インデックス・ファンドがどの程度の一にあるのかを確認します。

ファンド検索で、投資対象を国際株式型(分類として海外の株式に投資できるファンドです)を指定し、運用期間が5年以上、償還期間が10年以上、DC専用含む、SMA専用含むで検索しますと199件が登録されていることが解ります。
次に、トータルリターンを入力する欄に、1年でマイナス9.25%以上、5年でマイナス39.09%以上を指定して検索すると87件と出てまいりました。
インデックスより上位にあるファンドは、約44.7%で半数に満ちません。また。この中の87件中17件はファンド名にインデックスと表示されています。ということは199件のファンドの中でアクティブ運用のファンドは60件ということに為ります。このようにトータルリターンを、1ヶ月来、6ヶ月来、3年来等様々に変えて、比較ができます。私は、FP歴6年以上に為りますが、このような調べ方で、債券ファンド、株式ファンドを都度調べていますが、まだ、インデックス以上の件数が全体の半数を超えたことがありません。酷い時には20%程度になの場合もありました。
かに、調べる都度、インデックスの数値を付を回るファンドはあります。ただ、常に同じファンドとは限らず、浮沈があることが伺われます。もし、運用成績をインデックス程度にすることで、平均的なリターンを目指されるならば、長期的な運用成績は、上位に挙がってまいります。

何故ならば、アクティブファンドに比べコストが安く、その分長期で運用したインデックス・ファンドが上位を占めることが多くなるからです。
また、当然のことながら、資産クラスは一つではありません。国内外の株式と債券で運用されまするその際には、ご自身でポートフォリオ全体のパフォーマンスを測り、その数値で国際ハイブリッド型全権と比較ください。
ご自身が、インデックスファンドでポートフォリオを組まれているならば、平均より上位の成果であることが確認できると思います。

☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
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http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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