投資銘柄情報2012/04/17号

●特殊東海製紙（３７０８）
本日終値２０９円（＋４円）。製紙８位。放射性物質を吸着するゼオライト不繊布を開発した事が刺激材料となり、昨日株価は急騰。本日は続伸より３月１９日高値２１１円を更新となった事で、個別チャート面からは上昇新波動入りの様相。上昇新波動出現となれば、まずは２０１０年高値２６９円奪回が狙い。昨日よりの出来高増加を受け、信用取組が売り買い共に増加となっている可能性があり、その需給面にも注目したいところ。ただ急激に大きな上昇ボラティリティが出現となった事で、５日移動平均線との乖離が拡大、ここは５日移動平均線推移を考慮して対応したい局面である。

●プリマハム（２２８１）
本日終値１５４円（＋５円）。業界３位。業績は増益基調が継続となる見通しで、２０１２年３月期予想ＥＰＳ１９．２円（前期実績１４．３円）、２０１３年３月期予想２１．０円。２０１３年３月期予想ＥＰＳより算出されるレシオは本日終値で７倍台といった水準。株価は４月２日高値１５８円を付けた後、短期調整を入れていたが、本日の上昇を受け日足ベースで指標となる移動平均線が再びゴールデンクロス示現の様相となってきている事で、これより従来よりの上昇トレンド軌道に回帰となる可能性が出ている。上昇トレンド継続となるようだと、個別チャート面からは２００８年高値２１０円奪回が狙い。

●あいホールディングス（３０７６）
本日終値４６６円（-１円）。カメラ監視装置システム運営と業務用カッティング等コンピュータ周辺機器製造が２本柱。特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、株価には今２月半ばより緩やかな上昇波動が出現中。４月１２日には出来高を伴い大きな上昇ボラティリティが出現した事で、現状は当面の高値圏にて上昇する５日移動平均線との乖離拡大を修復すべく踊り場形成かといったところ。現上昇トレンドは崩れるに至っておらず、短期日柄調整を経て一段高の動きが期待される局面。現状で抱えている信用買い玉に回転が効いている事で、需給面は良好。

●明和産業（８１０３）
本日終値４８９円（＋８０円）。化学品、樹脂主体の中堅商社。２０１２年３月期予想ＥＰＳ４４．３円、２０１３年３月期予想５７．５円といった事で、今１月より株価にはレシオ面からの水準訂正の動きが。直近は４００円処で横這い状態となっていたが、上昇する２５日移動平均線との乖離が縮小となったタイミングで、本日は出来高を伴い急騰。今１月の動意直前には信用買い残を約７０万株程度しか抱えていなかったが、株価上昇に伴い増加傾向となり、直近では４００万株強にまで膨らんできている事からは、特定資金による玉の仕込みが入ったのではないかとも捉えられる状況である。

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