- 山内 浩司
- 歯科医師・院長
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
僕のボスの歯医者にはインプラントのセカンドオピニオンでカウンセリングを求めてお越しいただく方が多いんですって。
でね、積極的に歯を抜歯してインプラントを多数植立しなければならないという設計だったのだけれど、その抜歯や、膨大な費用にご納得いかず相談にみえるんだって。
僕のボスの考え方は、基本現在の天然歯を守ること、そのためにインプラントを+αとして適材適所に使用させていただきたい、ってものなんだ。
どういうことかって言うとね、歯がない或いは足りないと、今現在の残存歯に負担が掛りすぎたり、噛み合わせが損なわれたりするでしょ。その足りない部分は、ブリッジや入れ歯のような残存歯に負担を掛けてしまうような設計をしないで、インプラントを利用して補う、ってものなんだ。そうすることにより、噛み合わせや審美性、予知性を高め、健康な咀嚼による唾液の分泌を促し、免役効果も高めたいetc. という考え方なんだ。
だって僕も皆さまだって、自分の身体が作ってくれた歯を抜きたくないでしょ。健康に大切に使いたいよね。
また、インプラントだって人間の身体の骨に直接くっ付けるものであり、骨自体はその方の身体と共に変化もするんだよね。という事は絶対!っていうことはないんだよね。ボスは10年以上インプラント臨床に携わっているのでよく分かっているんだ。インプラントはとても良い物だし、現在なくてはならない歯科治療法だけど、健康に機能する天然歯以上ではないってことも。
だから、「将来悪くなるだろうから云々、、、」で、積極的にほぼ疑わしき歯をインプラントに換えましょうっていうインプラント治療設計に疑問を持っているんだ。患者さまも幸せになる治療じゃなきゃダメなんじゃないかなって。
ボスはインプラント屋ではなくインプラント家が好きなんだって。