- 萩原 貞幸
- 株式会社ファンドファンクション 代表取締役社長
- 大阪府
- 経営コンサルタント/起業家
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
12年3月期 過去最悪となる5200億円の連結赤字計上。
いつも私は思うのですが、
電機業界や自動車業界の大企業は
赤字となると、とてつもない金額を計上し
まさに、ハイリターン、ハイリスク業種。
上場しているから、そんな位置づけにする人は
いませんが。
中期計画においては、
2015年に売上8兆5千億円、営業利益率5%以上とのこと。
前CEOが2005年から、この営業利益率5%を掲げているものの
一度も達成せず。
テレビ事業は8期連続の赤字。
そこで、今後は
モバイルやゲームに集中するという。
一体、社内でユーザーとして
ソニーのゲームやモバイルを使っている人が
どのくらいいるものなのか?
おそらく少ないと考える。
私が、考えるソニー再建策。
思い切りが必要。
大きく3パターン考えてみた。
1.若い層に 自由に発想させるため、
社内ベンチャーをはじめ大企業ソニーを小口化してそれを育てていく。
今の経営形態は、効率化や「選択と集中」に踊らされて
結局、新発想することなく 同じことを繰り返す事業の展開に
なってしまっている。
ここには適応するという発想自体がない。
このままいくと、図体のデカイ恐竜みたいなもので、
絶滅も免れない。
そこで生き残るためには、会社を小事業体にもどし
各事業体が適応していくような体制にする方がよい。
これができるところが恐竜と違うところ。
2.オジサンでもわかる事業をM&Aしていく
ゲームやモバイルといったところで
正直、平均年齢の高いオジサン社員には わからないことが多い。
ここは オジサン社員を活性化させるためにも
オジサンがわかる周辺事業をM&Aしていき生き残る策がある。
先般のオリンパスを本気で買収する。
お手本は、富士フィルム。
M&Aによって 従来からのフィルム事業を活かしながら
本当に新しい会社になっている。
3.経営者交代
それも大胆な交代。
この混沌とし時代。かつ移り変わりの激しい時代においては
先見の明をもつ起業家経営者、カリスマ経営者が
威力を発揮する時代なのです。
厳しい話 会社員の延長線上の社長では
乗り切れない。
現在、業種を問わず好業績を上げている企業の
トップは起業家精神を持った方が多い。
そこで、本当にユニクロの柳井社長や楽天の三木谷社長が経営してもらう
のは どうかと考える。
(資本がどうとか度外視してます。それぐらいトップの力に左右されるということが言いたいのです。)
個人的には、マクドナルドの原田社長を
ソニーの社長にしてみてはと
結構、本気で思います。
あのマクドナルドを増収増益体制に変えられた
経営手腕は見事だと思います。
この手腕をソニーへ。
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