
- 加藤 幸彦
- 一級建築士事務所エス 代表
- 東京都
- 建築家
-
03-3334-3843
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
加藤幸彦(エス)です。
前回の続きです。
最小限の寝室を1階につくって、2階すべてをリビングルームとした小さな住宅「House Huckleberry Finn」。
このリビングルームの広さは約20畳。
空間のど真ん中を「柱」と「梁」が貫いています。(まったく邪魔ではなく、むしろ空間のアクセントとして、とってもカッコいいですよ。)
もしも将来、個室を増やしたくなったとき、この「柱と梁」が役に立ちます。既製品サイズのパネルや、引戸建具などを、この「柱と梁」をガイドにして取付けることができるのです。
「柱と梁」は、生活の動線や家具のスケールなどを緻密に検証したうえで位置や高さを決定して、個室ゾーンを作る場合と作らない場合の両面での空間デザインがなされています。
例えば、この写真では、15畳のリビングダイニングを確保して、残りの5畳分を個室ゾーンとして切り分けます。(青色で個室部分を合成したCGです)
さらに、個室ゾーンはボーナスとしてさらにロフトスペースを増築して2階建て空間とすることができます。上下で使えば、幅が狭くて、天井は狭いけれど、合計で10畳ほどの個室スペースを作り出すことが可能です。
→ロフトスペースの写真(http://profile.ne.jp/w/g-3130/)
(もう一回、続きます)
前回の記事:
→http://profile.ne.jp/w/c-71666/
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参考ブログ:
→OPEN-G日記「小さな家に、大きなリビングルームをつくる」
http://www.open-g.net/weblog/2012/03/post_291.html
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このコラムの執筆専門家

- 加藤 幸彦
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所エス 代表
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。
建築の価値観が大きく転換しつつある今、社会的価値観とクライアントの個性を同時に重視し、「美しい空間デザイン」がどうあるべきかを常に問いながら設計活動をおこなっています。
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