加藤幸彦(エス)です。
先日、ブログOPEN-G日記で書いた「小さな家に、大きなリビングルームをつくる」という記事。最小限の寝室と、収納室、水まわりを1階に集め、2階をすべてリビングルームとする考え方の紹介でした。
嬉しいことに、沢山のアクセスと、多くの「いいね(Facebook)」を頂戴しました。やはり、リビングと個室の考え方は、「家づくり」の主要テーマなのだなあ、と改めて感じた次第です。
ところで、「もし、将来、個室が足りなくなったらどうするのか?」という疑問も頂いています。
僕は、単純に「個室」を否定しているわけじゃありません。もちろん、必要な時期に応じて、個室は設けられるべきだと思います。そのバランスが重要だと思うのです。
たとえば、住宅作品「House Huckleberry Finn」。リビングの真ん中に大黒柱のようにある、露出された柱と梁に注目してください。いろんな意味で絶妙になるように考えてあります。
(次号つづく)
→OPEN-G日記「小さな家に、大きなリビングルームをつくる」
http://www.open-g.net/weblog/2012/03/post_291.html
http://open-g.net/press/archives/1190
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このコラムの執筆専門家

- 加藤 幸彦
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所エス 代表
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。
建築の価値観が大きく転換しつつある今、社会的価値観とクライアントの個性を同時に重視し、「美しい空間デザイン」がどうあるべきかを常に問いながら設計活動をおこなっています。
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