外国債券を対象とする投信のヘッジありの扱い - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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外国債券を対象とする投信のヘッジありの扱い

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以前から日本国債の心配や、各国の国債と利回りについて、書いて参りましたが。そこで、外国債を対象とした投資は、「合うのか」という点で何回も書いて参りました、外貨建て債券の利回りと為替の関係を再度述べます。

外国債券を購入する際には、その債券の表面利回りを見るだけでなく、格付けや、当該通貨国のインフレ率を調べることが重要と繰り返し述べてまいりました。

債券投資を考えた場合、長期的な投資では金利の高い国の通貨と金利が安い通貨の関係で、金利差は為替により、平準化されるという金利平価説があり、実際の市場でも金利が低い国の通貨高になっています。

為替で調整されるリスクがあるのであれば、為替をヘッジしてはどうかということが頭に浮かびます。通常ヘッジ費用は短期金利程度が必要であり、ヘッジをすると、このコストのために、金利差が減じて、国内債券を保有するのと変わりない収益レベルに低下していました。

しかしながら、外国債券を対象とする投信の投資額も大きくなり、一方ヘッジするためのコストも低下し、日本との比較で金利が高い債券を扱う投信の中には、ヘッジありでも国内債券以上の利回りが出ている投信が出現し始めています。

従いまして、現在海外債券を対象とする投資信託を保有している場合には、当該投信の運用レポートで、「ヘッジあり」と「ヘッジなし」の運用成績を確認しては如何でしょう。
もし、「ヘッジあり」で収益が上がっている場合はスイッチングの可否をご検討されては如何かでしょう。当面FRBの低金利政策が続くことから、円高の方向性は動かないと思われます。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
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