- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
製菓連続講座(続き)
チョコレートのサヴァラン
コニャックと組み合わせて
焼き上げたサヴァランを、コニャックいっぱいの熱々のシロップにつけ、どぼどぼまで吸わせます。レードルでシロップをかけ、湯浴みをさせるような感じで。
押したらにじむレベルまでです。水を吸ったスポンジのような感じに仕立てます。
そのために重要なのは、シロップの濃度(糖度)と生地のキメの大きさ。
薄すぎるシロップは通り過ぎてしまい、内部にキープできません。でも濃すぎると吸いません。
サヴァランのキメも重要です。
使う型によって、焼き上がりも違ってきてしまいました。金属型はすっと素直に膨らみますが、シリコンはぎゅっと固めで黒い焼き上がり。これはシリコンの火通りの悪さが原因なので、温度を調節すれば解消できるはず。と言いつつ、毎日一緒に焼いてしまいました・・・。これもまたよい(悪い?)例となってくれるので、勉強になります(と言い訳)。
シロップのあとにコニャックを刷毛で、これでもか、これでもかと吸わせます。冷蔵庫で十分に冷やしたら出来上がり。
シロップは必然的に甘めになるので、
・アルコールはしっかり打つ
・カンカンに冷たくして出すべし
だと思っています。
となると、パティスリーでなく、レストランデザートとしての方が、私はおすすめです。
もう一つのおまけ。
フロマージュ・ブランと赤いフルーツのヴェリンヌ
このコラムに類似したコラム
12月の料理連続講座にて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/12/16 00:26)
亡き松田シェフの味 ベルソーにて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/12/08 00:17)
アル・ポンピエレにて 塚本 有紀 - 料理講師(2013/11/15 22:33)
今夜は洋食 笠井 奈津子 - 料理講師(2013/10/24 20:09)
心地良い満たされ方② 笠井 奈津子 - 料理講師(2013/10/23 21:07)