- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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こんなお店は嫌だ!女性客が嫌う「怖い」「暗い」「汚い」お店
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今日から、待望の新シリーズ。
人口減少に伴って、これまで男性客主体でなり得ていたお店も、女性客や高齢のお年寄りを増やさないことには、経営がなり得ない!と言われています。ここでは、女性やお年寄りという新しい顧客に対してのアプローチや対応策をご説明していきます。
まず、これまで私は、いろんな方から
「ぶっちゃけ、女性は何を基準にしているんですか?お店選びを。」
と言われます。そう、ぶっちゃけですね。ズバリ言うと
女性は、「怖い」「暗い」「汚い」お店には行かないということです。覚えやすい、3Kですね。
ただし、そこに「どうしても行かなければならない」「ここしか、してくれない」というニーズや強い目的がある場合は「しかたなく・・・」行動されることが多いでしょう。行政のサービスなどがそうです。
しかし、たいていの場合、同じような業務をしているところが、ゴロゴロとあります。ちょっと探せば、自分にそれとなくフィットするしゃれたお店があるなら、間違いなくそちらへ行かれることが多いのです。
頭に入れておいてほしいのは、
「常にどこかのお店と比較されている」
ということです。男性経営者で、しかもこれまで自分と気心の知れた男性客ばかりを接客されていた方は、意識されていなかったことだと思います。
では、「怖い」「暗い」「汚い」で説明します。(今日は女性が捉える全体的なあなたのお店のイメージで)
●「怖い」お店
男性のお客さまもそうですけど、「怖そうなイメージ」のお店は入店されにくいのですね。この「怖い」には、何屋さんをしているのかよくわからないので、「怖い」というのもありますよ。
それから、女性の場合、お店の外観の雰囲気だけではないのです。
私自身の仕事でもわかったことなのですが、最終的に来られる女性のお客さまは、「顔写真を見て。」なんですね。「やさしそうな雰囲気の先生だったので・・・。」と言われました。
仕事のクオリティなんて、一般の方にはわかりませんからね。「印象」なんとなくの雰囲気でお店選びをされているようです。
そう、あなたの「顔」を見ているわけです。あなたの「顔」=「お店」の雰囲気(仕事の質も問われています。)
ホームページに掲載される顔写真もどうぞ、笑顔で。
●「暗い」お店
これも「怖い」同様に、物理的な照度が低いお店をさしていることもありますが、心理的なものももちろんありますよ。
「性格が暗そう・・・」
あなたの性格的なものがお店に反映していますね。
それから、ちょっと女性が理解しにくいマニアっぽい・・・不気味さ漂う・・・これも入店されないので注意が必要です。
●「汚い」お店
お店の周辺を不必要なもので、あふれているお店・・・これはダメですね。例えば、ボデーショップなら、修理ででてきた壊れた部品。飲食店なら、ビールケースや食材を入れるかごなど・・・おしぼりの汚れたものをお客さまが見えるところに置いている・・・のもNGです。
ちょっと、以前なら居酒屋さんがビールケースを玄関に積んでいた光景も見ました。これは男性の常連客がいたからできたことなのです。女性客を増やすには難しくなってきます。
お客さまにとって、不必要なものを置く、というのは美容室や他の業界のお店にも同様にいえますよね。
また、トイレの臭いも、お客さま商売ではなり得ません。
・・・と今日は、全体的なイメージでお話ししました。これからはもう少し具体的に、集客方法、アプローチ法、リピーターづくり、お店の空間における女性客の心理や目線、女性客やお年寄りにとって理解されるPOPや演出。接客(しぐさ、目線、お見送りはどこまで?)について説明していきます。
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