- 加藤 幸彦
- 一級建築士事務所エス 代表
- 東京都
- 建築家
-
03-3334-3843
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
加藤幸彦(エス)です。
ウッドデッキ材、3つめは「サイプレス材」。
オーストラリア檜(ヒノキ)とも呼ばれます。
非常に耐久性が高く、かつては鉄道の枕木にも使用されたそうです。
木肌は、少し黄色っぽくて、強い木目と節があります。
このいかにも「木」という感じは、ウッディ好みの方にはとても人気があります。
方向性の強い針葉樹で、非常に張りのある硬い木である反面、少し「割れ」が発生しやすいのが欠点でしょう。
ただし、大きく進行する割れではないので、その具合をチェックしながらバランスよく材を配置すれば大丈夫だと思います。(もちろん大きな割れのある材は、使わないでください)
サイプレスも、他の樹種と同様、無塗装で使った場合、紫外線によって色が抜けて「シルバーグレー」になっていきます。
上の写真は、昨年完成した「光と風の家/La maison du courant d’air」。
ウッドデッキ床だけじゃなくてファサード面も、サイプレス材をつかってデザインしました。
無塗装でも十分に耐久性がある素材ですが、「色抜け」を防止するために紫外線カット機能のあるクリア塗装で仕上げています。施工後まだ間もないので、今後、経過を観察していこうと考えています。
作品→「光と風の家/La maison du courant d’air」のページ
http://open-g.net/press/archives/1055
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関連コラム→「2階ウッドデッキテラス(建ぺい率に算入されない方法)」
http://profile.ne.jp/w/c-69031/
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このコラムの執筆専門家
- 加藤 幸彦
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所エス 代表
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。
建築の価値観が大きく転換しつつある今、社会的価値観とクライアントの個性を同時に重視し、「美しい空間デザイン」がどうあるべきかを常に問いながら設計活動をおこなっています。
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