収入は手取額で把握する - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

栗本 大介
株式会社エフピーオアシス 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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収入は手取額で把握する

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家計簿のつけ方
前回は、支出の現状を把握することについてお話しました。

「無駄な支出を見直す」ことや「節約」することも、しっかりと現状を把握してこそのお話。
ただし、何でもかんでも節約をすることが重要なわけではありません。単純な話ですが「支出を上回る収入」が確保できているのであれば、無理して節約に取り組まなくてもいいじゃないですか。
あくまでも目的は「幸せなライフプランの設計」にあることを忘れないで下さい。

では、今回は家計の収入についてポイントを押さえましょう。

収入の多くは「労働による収入」になるかと思いますが、もちろん「年金収入」や「家賃収入」、
「オークションなどでの収入」や「利息や配当収入」など様々なものがあります。理由がどうであれ「家計に入ってくる収入」には変わりがありませんから、特に色をつけずに考えることが大事です。

「臨時収入だからパッと使う!」というのも、たまにはいいかもしれませんが、いつもそんなことしていたら、なかなかお金がたまらなかったり、変な浪費癖がついたりしてしまいますから、注意が必要です。

そして、ここでの一番のポイントは「収入は手取額で把握する」ということでしょう。

「手取額」は、「表面的な収入から、税金や社会保険料を差引いたもの」と考えて下さい。これを「可処分所得(かしょぶんしょとく)」といいます。

社会保険料というのは「年金保険料」「健康保険料」などを指します。会社からお給料を得ている方は、受け取る段階で天引きされていますので、あまり意識することはないのですが、これらは自分の意思で動かすことのできない支出。最初から差引く必要があります。

ですから、社会保険料をいくら支払っているのかは是非押さえておいて下さい。多くの家計では「税金」の支払いより「社会保険料」の支払の方が多いはず。こういった支出を意識することで、「保険の見直し」などに対する考え方なんかも変わったりしますよ。