「珪藻土ってなに?室内環境を整える自然素材(塗り壁材)。」 - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

漆原 智
株式会社アーバンプロジェクト 代表取締役
神奈川県
建築家

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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「珪藻土ってなに?室内環境を整える自然素材(塗り壁材)。」

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調湿性の高い室内環境を保つには、塗り壁材として、自然素材の珪藻土が利用されています。

...
そうすれば、結露や湿気の少ない部屋に近づきます。

そのワケは、珪藻土には穴がたくさんあるからです。


◎珪藻土ってなに?

珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)である。

と言われています。

珪藻の殻は二酸化ケイ素(SiO2)でできており、珪藻土もこれを主成分としてます。


◎珪藻土はどうやってできるの?

珪藻が海や湖沼などで大量に増殖し死滅しますと、その死骸は水底に沈殿します。

死骸の中の有機物が、分解され、最終的には二酸化ケイ素を主成分とする殻のみが残ります。

このようにしてできた珪藻の化石からなる岩石が珪藻土です。



◎珪藻土の何がよいの?

珪藻土には、目に見えない小さな穴が沢山あいています。それが調湿性能の秘密なのです。

(写真参照)

ちょうど、キムコのように、細かい穴がたくさん空いています。
穴のお蔭で、表面積が大きいのです。

だから、

◎珪藻土の最大の魅力は、調湿性能なのです。


しかし、壁に塗る前の珪藻土の穴をいくら強調しても、壁に塗ったあと穴がふさがれてしまうと、

調湿性能は無くなってしまいます。

問題は、壁に塗ったあとも、珪藻土の穴が開いていることなのです

■ だから、塗り壁として、塗った後も穴を確保する製品を選ばれることが大切なのです。

 

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