- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
分析結果を「他社」と比較するのは難しい
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アクセス解析・LPOの有効な活用方法
アクセス解析を見る際の注意点
2007-11-26 09:00
分析結果を「他社」と比較するのは難しい
〔説明2〕Web サイトの構成が多様化しており、比較対象を決めるのが難しい
例えば、Web サイトをすでに所有しているが、新しく新商品の Web サイトを立ち上げる場合を考えてみよう。その際に、競合として比較するとすれば、同一の用途や利用方法を持つ製品の Web サイトが対象に挙げられる。
ただ、競合がその製品独自の Web サイトを持っていない場合はどうだろうか。比較する際に、商品全体を取り扱う競合の EC サイトと自社が構築する予定の商品に特化した EC サイトを比較した場合、PV や訪問者数などアクセス解析データは格段に異なってしまうだろう。アクセス解析データを見る場合、サイトの目的によって、比較対象を定めるのは難しい。
〔説明3〕リアルの競合と業界でのポジションは Web では異なる
例えば、大手企業であってもECをこれから開始する場合は後発組である。検索エンジンから訪問するユーザーが多い現在、実際の企業規模が小さくとも、先発で Web サイトを立ち上げている企業の方が、初期の段階では有利になる。
また、Webサイトへの力の入れ方によっても実際の業界内での順位とは異なってしまう。Webでは、業界のポジションによって、競合サイトを選定することは難しい。
続く
アクセス解析「シビラ」