最近の「ユーザー」は悪徳業者より怖いお話し！！！

こんばんは。

今回はいや～な思いをさせられたお話しをさせて頂きたいと思います。

この仕事に従事して丸３８年で数々の嫌な思いをユーザーよりさせられましたが、この様な「法律違反」を持ちかけられた案件は初めての遭遇でした。

事の始まりは電話による依頼であるお店を作りたいので「デザイン」をお願いしたいと一般的な話で合うことにしましたが、その時には銀行の「融資」により足りない部分をお願いしていますと言うお話しでしたので～この様な例は普通の事で気にもかけていませんでした。そうこうしてデザインの「イメージ」を的確に捉えながらユーザーも納得して頂いている最中に、電話を頂き何か焦った様子で３日後までに工事の見積書が欲しいと言われました。

その時の電話でも簡略的に唖然とするようなお話を聞いてはいましたが、実際にお会いして今までの経緯を聞きたいと言うことで直接合ったお話しを聞くことにしました。

ポイントだけお話しします。

１　実際の工事見積書よりも何倍も上乗せした「嘘」の見積書を書いて欲しい。

２　その金額は融資先の「銀行」より全額振り込みがあります。

３　何倍も膨らました金額から実際の工事金額の差額を銀行振り込みで無く「手渡し」の現金で戻して欲しい。

４　それに対する「領収書」は一切書かない。

この様な行為を平気でお願いすることに「罪の意識」や「対する「相手会社の経理処理」を無視したような「身勝手」であり「脱税行為」を平気で行うことに「素人」のなり振り構わない「拝金主義」や「道徳観」「人間の尊厳」「大人の流儀」などは一切垣間見ることの出来ない「素人」「ユーザー」がいることに唖然とした次第です。

結論としてはその仕事は「お断わり」しましたが・・・この様な感性を平然と持っている人と「仕事」をする程落ちぶれてはいませんからね！ましてやこの様な人間の仕事を平然とすること自体自分にとってあまりにも「感性」が違うことでありデザイナーの領域からすれば仕事をすること自体｛無意味」であると思います。デザインの持つ「夢」「思い」「憧れ」などが不正行為により作られている事に「本人」が気付かずいる事が情けないしその様な「不正行為」に関わりたくありませんから。

今の時代は確かに「不景気」であり「お金」が一番欲しい気持ちも分かりますが・・・法律を犯してまでお金が欲しいものでしょうかね？これが今の素人には「蔓延」していると思うと嘆かわしい時代になったと思います。その昔より「リフォーム産業」はある意味「クレーム産業」と言われて来ましたが・・・ここまで来ると「法律に反することまでに「加担」させられてはたまりませんね！！！

最後にこの一連のお話しに付け加えて置きますと、このユーザーはいわゆる素人考えで「合い見積もり」を撮っていたことは最初から聞いていましたが、要するに「デザイン部分」の感性で相手方より優れているそうで私共に「決定」しましたと言うことで話が進んでいたにも関わらず以上の「法律に反する相談事」をお断りした事で、最初のデザインが気にいらない会社に仕事を頼むそうです。とどのつまりは法律違反をしてまで「裏金」に目がくらんでしまったと言うことでデザインは二の次と言う人種であったと言うことですね。

元来デザイナーとは「モノ」を考え「相手」に夢を与える仕事だと私は考えていますが、いくつになっても「無神経」に人の心を「踏みにじる」行為には少しばかり辛い思いをさせられましたが今は（この様な結果）から１日目で立ち直りはしていますが淋しい思いだけは老婆心ながら残りましたね。