- 佐野 由美子
- 有限会社カメリアエンタープライズ 代表取締役
- ビジネススキル講師、マナー講師
対象:ビジネススキル研修
大事なお取引先や、高位の方の会社やお宅を訪問する時、または接待や大切な会食のお席でレストランへ着いた時、さて貴方はきちんとマナーに則った作法でコートを扱っていらっしゃいますか?
言うまでもありませんが、ビジネスシーンで企業を訪問する際、コートや防寒具は建物の外で脱いで、片手にコンパクトに持ちましょう。
間違ってもコートを着たままで、ご挨拶をするようなことはないように。
これは相手に対する慎みと配慮を表した作法です。 配慮の心とは、外気の汚れ(ちりや埃)を訪問先に持ち込まないという
「清浄」を重んじる日本人のしきたりにも由来しています。 もちろん横柄でないという相手の方への敬意の表現です。
部屋へ案内された後も、コートなどの防寒具は、なるべくきちんと小さくまとめて自分の近くの空いているスペースに
置きましょう。コートハンガーを勧められた時は使わせていただきましょう。
一番だらしなく見られるのは、椅子の背にだらんと見苦しくコートを投げ出すことです。 お気をつけ下さい。
そしてもちろん、レストランでのコートの扱いは大人のマナーとして重要です。
入口で必ずコートと大きな荷物は預けてから、テープルに向かってください。
お食事の場所で、外の埃のついたコートを脱ぎ着することは厳禁です。周りのテーブルでお食事をしている方にも大変迷惑をかけてしまいます。 コートは入口できちんと脱ぐことを習慣にしましょう。
もし、クロークがない時は、自分のテーブルの邪魔にならないところにきれいにコンパクトに置きましょう。
この季節、ビジネスマンのスマートなマナーの中でコートの扱いは、意外にとてもよく見られている場面です。
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