購入申込書を出す時は慎重に! - 不動産購入・契約 - 専門家プロファイル

楯岡 悟朗
きねや不動産株式会社 営業主任
東京都
不動産コンサルタント
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購入申込書を出す時は慎重に!

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「買付証明(かいつけしょうめい)」、

 

単純に「買付(かいつけ)」とだけいうこともあります。

 

 

「こういう条件であなたの物件を買いたいのですがご検討頂けませんか?」

 

 

という

 

 

「買主からの明確な購入の意思表示」

 

 

です。

 

 

だから極端な話、

 

5,000万の物件に2,500万で買いたいとメッセージを送ることは可能だし自由です。

 

 

ただ、売主または物件を取り仕切る仲介業者が、

 

その申し込みを受け付けてくれるかどうかは別問題です。

 

金額によっては交渉の土台にも乗りません。

 

 

今の時代、ほぼ100%の人が金額含めて条件交渉を前提に申し込みを入れてきますが、

 

売主の交渉の余地などを探っておくなど、

 

事前に感触を確かめておく必要があります。

 

受け付けてくれるであろうギリギリの線で購入申込書を出す!

 

というのが非常に重要です。

 

 

また、法的な拘束力は一切ありません。

 

ですから条件通りになったとしても、

 

絶対に買わなければいけないという訳ではありませんし、

 

金銭的なペナルティも一切ありません。

 

 

「だから気軽にどんどん書いて下さい!」

 

 

と言う訳では決してありません。

 

購入申込書を提出するということは、

 

記載の条件になれば、

 

また売主・買主間で条件がまとまれば、

 

 

「必ず買う!」

 

 

という意思表示と捉えられる、

 

非常に「重たい」ものです。

 

話がまとまった後でのキャンセルはルール違反であり、

 

マナー違反にあたります。

 

良く見受けられるのが、

 

以下のようにお客さんが全然煮詰まってないケース。

 

 

「こういう条件になれば買うよ~(ま、ダメもとで、どうせ無理でしょ)」

 

「え?通った!?あ、そう・・・(まいったな、まさか通るとは)」

 

(まだそこまで思ってなかったんだけどな)

 

(ま、いいか。今回は適当な理由をつけて断っちゃえ!)

 

「すいません、実は家族から反対があって・・・」

 

 

この場合お客さんにも多少の責任はありますが、

 

 

「購入申込書を出すという行為の理由と重み」

 

 

を説明しなかった、

 

不動産業者の責任でもあります。

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