大オススメ！　土井の「かつおこんぶ」

「土井」の鰹と昆布の佃煮「おにぎり　かつこん」を頂きました。
こんぶ　土井
大阪市中央区谷町7-6-38

日頃、佃煮の系統を自分で買うことはありません。
だからほんとに何気なく袋を開けて食べてみると、
な、な、な、なんておいしいの！
くらいの衝撃が。
ご飯に乗せて、わぁぁっと、半分くらい食べてしまいました・・（反省）。

そして懐かしいような味がします。
それはきっと鰹節です。子供の頃によくお手伝いで削らされていた、木箱のような鰹節削り器で削る、あの鰹節の味がするのです。
子供の力ではごりごりやってもなかなか落ちてこず、「面倒くさいなぁ・・」といつも思っていました。でもあの透き通るような赤い身の部分は、子供心にも美しく、かつ不思議な存在に見えました。
なんだか母のおにぎりが食べたくなります。

先日こちらの「真昆布」をとある方への年始のお遣い物にしました。
お正月から地味な贈り物かなあ。でも本当によいものがいいものなあ、と思いながら。

後日「今までの人生で一番美味しい昆布だった」とメールが。
その後その方は京都の大きなお寺さんの老師さまに料理を作りに行かれる機会があったようで、和尚さんにとても喜んでいただけたのだそうです。その方の手ですばらしいお出しと料理に生まれ変わったに違いありません。その和やかな情景を勝手に楽しく想像し、力のある素材の持つ素晴らしさに思いを巡らせました。まるで私の手柄のような気分で！

土井さんの製品には一切の化学調味料や保存料などが入っていません。非常に真っ当な食品だけを作り、扱っておいでです。
食品や加工食品をおいしいと言うとき、私はまず真っ当であることが大前提だと思っています。その上での、おいしいです。真っ当でない（薬品どばどば）のに、「おいしい」食品なんてありえません。

この安直なご時世に、薬品類を一切使わず、実直に真っ当によい食品を作る会社のことを、私は心から応援しています。そしてそれがおいしいなら、なおさらです。
経営方針を守り抜くことはきっと人が思うほど生やさしいことではないはずで（利益に直結するから）、それでもやる当主の心意気というものに感銘を受けます。
だから土井の社長さんにいつか会ってみたいと、もう何年来思っています。でもこういう夢はいつか必ず叶うものですから、私はその日をずっと楽しみに待っているのです。

とにかくこれは本当にオススメです。とても、とてもおいしい！
うちの生徒さんで、興味のある方、お知らせください。私がかわりに買って来ますから。