- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
シャンボールへ
大阪市北区中之島5-3-68
リーガロイヤルホテル レストラン「シャンボール」
このドットって、草間彌生では!
すぐ近くの国立国際美術館で行われている草間彌生展の開催記念フェアの特別メニューにある料理なのだそうです。
ピスタチオオイル香る貝類のタンバル仕立てレフォールのアクセント Tambale de coquillages a l'huilede pisatache en gelee
なんて美しい。そしてコンソメのジュレの衣の下には、アワビや帆立、アサリが敷かれています。
アワビも帆立も絶妙の火の通し加減です。ほんとにおいしい!
メインはシェフのスペシャリテのオマールです。やった! お正月に丸かじりのオマールを食べてから、「やっぱり料理したオマールがおいしい」と知り、このところずっとオマールが食べたいと思っていたのです。(だから今月の料理講座ではオマールを使う予定です) 一足先に食べられるとは、嬉しい限り。
オマール海老と鴨フォワグラのフリカッセ、トリュフ風味 Fricesse de homard et foie gras de canard aux legumes au parfum de truffe
甘めにぎゅっと煮詰めたソースとフォワグラもとてもよく合います。満足です。
じつはワインの仕事をされている方々とご一緒させていただいたので、これはその方達がお持ちくださったもの。右からヴーヴクリコのローズラベル、ムルソー、そして75年のシャトー・ヌフ・ド・パープです。シャンパンにムルソーとは、今日のメニューを先にご存じだったのかというようなよいマリアージュです。両方とも私の大、大好きな2つ。そして37年もののヌフ・ド・パープはそれはそれはよい香りで、うっとりでした。なんて素晴らしいのでしょう。
ありがたいこと限りなし・・で、拝みたいような気持ち。
いちごのショートケーキ
生クリームをエスプーマで立ててあるのだそう。そんなことを聞いたら試さずにいられません。
口に入れると、たしかにふわっと軽くておもしろいものでした。
室内は豪華なシャンデリアが下がり、美しく優雅です。テーブルやカトラリー、背の高いバラや蘭のアレンジメントなど、とても豊かな空間です。
シャンボールとは、ロワールのお城のシャンボール城のこと。いつだったかお城巡りに連れて行ってもらったことがあるのですが、いくつも回るとどれがどれだったか・・・記憶は微妙に曖昧ですが、優雅で白くて美しい姿がぱっと脳裏によみがえります。レストランの両サイドからは、大阪の眺望が眼下に広がり、さらに贅沢な時間です。口福、眼福、そして、よき方々に囲まれて心から幸福な時間でした。
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