- 下村 豊
- 株式会社CSプランナー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
各会社で、報連相の重要性が言われだして、ずいぶん経つ。
なのに、これが出来ていない会社が、いかに多いことだろう。
どこの会社でも、研修や会議の度に、若い社員、部下に、報連相ができないと、どういう問題が起こるかを、口をすっぱくして話しているはずです。
しかし、現状を見るとできていません。
すると、当然「今の若いヤツは・・・」という声が聞こえます。
では、そう嘆いている上長、先輩にお伺いします。
報連相は、どんな内容を話せばいいのですか。
すると、今度は、その上長、先輩から具体的な回答が出てこないのです。
どんな些細なことでも、と言う割りに、「あとで聞く。」「そんなことも分からないのか」という言葉を返しているのを見かけます。
報連相をしろと言う上長、先輩が、報連相を出来なくしていることに気付いていないのです。
もちろん、若い社員、部下も、何を報連相したら良いのか分からないというのが現状ですが、私達も若い時、そうだったから、前述の質問に答えられなかったのではないですか。
ならば、どうしたら良いのか。
営業支援の時に指導していることだが、上長、先輩から、声を掛けるようにすることです。
待っていたら、駄目です。
上長、先輩が何を聞きたいのか、何を求めているのかが、部下や社員に分からないから報連相できないのだから、上長、先輩から、聞きたいことを積極的に聞くことです。
これが当たり前ではないですか。
部下や社員から見ると、上長、さらに経営者になると、忙しく見えるものです。
失礼な言い方ですが、中には忙しくなくても、忙しいように見せている人もいるようです。
それが悪いと言うつもりもありません。
暇そうな上長、経営者の下では、部下、社員が一生懸命に仕事をするわけがないからです。
だから、忙しいのに、わざわざ自分のために、時間を割いてくれているという姿に、部下、社員は、敬意をはらうのです。
声の掛け方で困っていることも耳にしますが、
「今日、朝から元気がないようだが、何かあったのか。」
「この前の件、どう進行しているの。何か手伝うことないか。」
「昨日の件、どうするつもり。こういう手もあるけど。」
「あのお客さん、こういう提案してみたらどうか。」
普通に声を掛けるだけ。
難しく考えないことです。
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