- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
無理に笑ってみるのも良きことかな
「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなるんだ」
と、昔の人はよく言いました。
初めて聞いた時、「何を言っているんだ」と首を傾げました。
ところが、脳科学が発達し、
心理療法の一分野である「行動療法」が成果を上げている今日、
古人の言葉は、なかなか鋭いことを言っていたのです。
まさに「顔面フィードバック理論」(Facial Feedback Theory)のこと。
大脳には「行動中枢」と「感情中枢」があります。
これらは、互いに影響しあっています。
悲しい出来事があり「感情」が揺さぶられると、
「泣く」という「行動」になります。
悲しいことを思い浮かべると、涙が出てきますよね。
俳優の人たちがこの手を使うことは誰もが知っています。
さらに、泣く時には「泣き崩れる」という動作(行動)を伴います。
身体的なものも含めてこそ、演技です。
「泣く体勢」を取ることで「感情移入」を強めます。
「泣く」という「行動」、あるいは悲しい顔の表情を作るという「行動」が、「悲しい」という「感情」をさらに引き出すのです。
これこそ「行動」が「感情」に影響を及ぼしている図式です。
あまり泣く話ばかりではよくありません。笑うことも一緒です。
「笑う門に福来る」
笑っていれば幸運が訪れるなんてことはないかもしれません。
ですが、幸運かどうかは自分が決めること。
幸運の人に笑顔の人は多い。
ならば、笑ってみるのもひとつの手です。
「笑う」という「行動」が「感情」に影響を与え、
その「感情」があなたの「行動」を変えてくれる可能性が
十分にあるのですから・・・。