日経平均株価の約50年の年間騰落率の平均は12.9%。最高に上昇した1952年の118.4%を除けば平均は10.7%、2番目に上昇した1972年の91.9%も除けば平均は9.0%となり、逆に、最低に下落した1990年のマイナス38.7%を除けば平均は14.0%、2番目に下落した1949年のマイナス37.6%を除けば平均は15.1%となるそうです。ほんの1、2年の騰落率がこれだけの影響を与えるのです。これらの時期にマーケットに居合わせたかどうかでリターンは大きく変わることになります。
これらのことを考え合わせると、株式への投資においては、マーケットにできるだけ長く居続けること〜株価の上昇が起こる時に株式投資をしていることがひとつの投資戦略であるのは確かでしょう。
そのためには長く投資を続けられる環境や条件をつくることも必要になってきます。株式を投資の対象にする投資信託による運用は、このような環境や条件をつくる有効な手法です。複利で運用したり、資産配分を分散したり、専門家に投資をまかせる投資信託は長期投資には適しています。
| コラム一覧 |
このコラムの執筆専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
贈与、遺言・遺産分割・相続税対策なら京都・税理士法人洛まで
円満な遺産分割、生前贈与、事業承継、節税、納税資金の確保など、それぞれの着眼点から家族構成や資産構成ごとに、ベストアドバイスを行います。
075-751-6767