- 島田 千草
- 株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
引き続きヘルスケア部門のネーミングについてお話していきます。
前回のコラムのなかで、夜1時まで第2回のネーム開発を提出する予定とお伝えしていましたが、もちろん提出できました。
正直、ヘルスケア部門のネーム開発は他部門のネーミングに比べ非常に難しいのです。
8名で構成されているクライアントチーム(クライアントである製薬会社のプロジェクトチーム)からは、第1回目に提案されたネーム案のクオリティーとバラエティーの豊富さを高く評価頂きました。
やはり、グローバルネットワークのNomen Groupだから可能なのでしょう。
第2回目の絞り込みを掛けたネーミング開発は、第1回目で個々のフレームワーク毎に評価の高かったネームを中心に更にブラッシュアップしていく手法で行われました。
とりわけ、ヘルスケアのネーミングをするにあたり、大前提となるポイントはしっかり抑えておかねばなりません。
以下が、クリアしなければならないポイントです。
提案されたネームは、>>>>>
・ グローバル・トレードマークとして、商標登録を行い、またその商標を保護できること
・ 発音し易く、書き易く、読み易く、覚え易い
・ 米食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品審査庁(EMEA)の ‘safety & communication’ガイドラインを反映していること
・ 世界の主要言語と各文化圏において、コミュニケーションしやすいこと
また、ブランドとしての観点からは、>>>>>
・ クライアント社の既存製品ブランドとの共存
・ 将来新たに開発される同じ製品シリーズとの両立
・ 該当する病理学空間との適合(経済的、学術的側面)
次回へ続く。
>グローバルネーミング開発
世界へ挑むブランドネーム・CI開発
株式会社 ノーメン・ジャパン
www.nomenjapan.com