
- 山口 佐知子
- ライター
対象:婚活
- 舘 智彦
- (仲人)
- 橘 凛保
- (マナー講師)
30代の出会いは、20代のときほど無邪気ではありません。
仮に、相手がどんなに素敵な男性であっても、「こんなにカッコいいのに、なぜシングルなのだろう。何か事情があるのでは?」「こんな魅力的な人を周りが放っておくはずはない。きっと、どこかに罠が潜んでいるはず」などと、どこかうがった見方をしてしまいませんか?
現在ひとりでいる背景は、そっと匂わせたほうがいい!?
このことは、女性にも同じことがいえます。「普通に見えるのに、30過ぎまで結婚していないのは、なぜだろう?」「長年、彼氏がいないというのは、何か人には言えない理由があるのかも」と、警戒する男性も少なくありません。
私自身は自意識過剰をこじらせている部分があるので、相手に気を遣わせるのが申し訳なくて、聞かれてもいないことを先回りして話してしまい、相手が「は?」となる場面がたびたびあります。が、それはさておき、なぜ自分がひとりでいるのかというバックグラウンドの部分は、あらかじめなんとなく匂わせておいたほうが、その後、交際まで発展しやすいような気がしています。彼氏がいない理由に納得できれば、相手も安心できるからです。
「放っておかれたからシングル」ではないことをアピールする
そのうえで肝心なのは、バックグラウンドの匂わせ方。ここを上手にできるかどうかで、「掘り出し物感のある女性」と「残り物感たっぷりの女性」というように、大きく差が出ます。自分のことをアケスケに語る女性に奥行きや魅力を感じるという男性はめったにいませんが、「手垢のついていない女性に運良く巡り会えた!」と思いたい男性は多いからです。
あたかも素敵な女性であるかの如く、さりげなくバックグラウンドを匂わせるためには、少しだけ工夫が必要になります。
生活ぶりが透けてみえる話し方で
たとえば、「趣味が読書」という場合。「旅行に関するエッセイが好きです」とシンプルに話すよりも、「週末の朝は早起きをして近くのカフェで本を読むことが多いです。旅行のエッセイだと、本に出てきた料理を自分でもつくってみたくなるので、食材を買って帰ってお休みの日は半日キッチンにこもってる……なんてことも(笑)」と、自分の週末の暮らしぶりが透けて見えるような話の持っていきたかで、趣味の話を盛り込むようにします。
すると、「単にダラダラとベッドのなかで本を読んで1日が終わってしまう残念な人」ではなく、「楽しみながらもちゃんと暮らしている人」の印象に変わります。なし崩し的にシングルな生活を続ける女性ではなく、「楽しくひとりで暮らしていたところ、気づけば30代だった!」のほうが、男性から見ても掘り出し物感があるというものです。
よそいき感のある会話を心がけて
コツは、「この話をしたら、相手はどう想像するだろう?」「どう話したら、相手が“いいな”と思うだろう?」と、考えながら会話を進めること。必要以上に自分を高めた話しぶりは相手を疲れさせてしまうものの、あまりにリアルで「よそいき度ゼロ」な話しぶりでは、「この人、素敵だな」と思うポイントが発生しません。
自分がどう見えているかまで意識した会話運びは、一見、難しく思えるかもしれませんが、単純に慣れの問題ともいえそうです。会話の相手が女性であっても訓練になりますので、ぜひお試しを!
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