- 竹内 慎也
- ウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役 法人営業コンサルタント
- 大阪府
- 営業コンサルタント
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
こんにちは。
質問×仮説型営業コンサル@竹内です。
以前読んだ★5つの書評をご紹介します。
では本日はこちら↓
私の5段階評価 ★★★★★ 5
60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
神田 昌典
実践マーケター、神田昌典が、全米No.1ビジネススクールの卒業生としての一面を見せつつ、
MBAでは決して語られることのない実践的な経営戦略を解説した1冊。
「スター戦略構築法」と呼ばれるこの独自の手法は、「商品」「顧客」「競合」「収益シミュレーション」
「タイミング」「メッセージ」の6つの要素からなり、本書ではそれを順番に解説していく。
ポーターの競争戦略論や商品ライフサイクルのS字曲線、
MBAで教える顧客ターゲティングなどに触れながら、これらの理論の問題点、
あるいは足りない部分について、具体例を挙げながら検証している点は大変興味深い。
たとえば、商品ライフサイクルについて書かれた部分では、どんなに優秀な経営者でも、
商品のライフサイクルを読み違えれば成功できない、と断言したうえで、
「野性的な勘を持つ経営者」が本能的に知っている参入・撤退の具体的な基準を示している。
ほかにも、日本を代表する億万長者、斎藤一人のネーミングセンスに言及するなど、
これまでは経営者の才覚による部分であるとして、議論の対象とならなかった事柄にも焦点を当てている。
紹介されている事例は、著者の仕事がら、中小企業内部での体験談が多い。
ビジネス誌を眺めていてもなかなかお目にかかれないさまざまな業種・企業のケースが楽しめるのも、
本書の大きな魅力であろう。(土井英司)
60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
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私の5段階評価 ★★★★★ 5
【所感】
実践マーケッター神田昌典氏の、現在からは8年も前の著書。
顧客の感情、つまり顧客がどう感じるのかをベースに
戦略を作っていく方法が書かれている。
かなり使われた手法もあるが、今でもまだまだ真新しさがあり、
今だからこそ取りかからなければいけないような内容も多くあります。
特に起業したばかりという方には非常に参考になる1冊ですし
何度も読み、実践していくアイデアが無数にあります。
【この本を読もうと思った経緯】
久々に神田昌典氏の復習
【この本を読んで私が実践すること】
戦略構築及び実践
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<竹内的本書のポイント>
■戦略を間違えると忙しいくせに儲からない会社になる
■一方はバブルのような熱気。一方は資金繰りに走り回る。
一方は将来を予測して、先手を打つ。
一方は日常業務に追われて気づいた時には崖っぷち。
これが二極化の現実である。
■戦略は会議室で生まれるものではなく、喫茶店で生まれるものである。
きれいなプレゼンテーションではなく、喫茶店の紙ナプキンにボールペンで走り書き
するものほど儲かる。
■戦略とは分析するだけではなく、それ以上に創造すること、そして実行することが
重要であることがわかるだろう。
■発想を短時間で効率的に行っていく方法
戦略構築に必要な情報を抽出するための効果的な質問をすること
革新的なアイデアを得るために、一時的に混乱状態を作り出すこと
わくわくしながら自ら進んで実行していくために、アイデアに対してオーナーシップを
感じられるようにすること
■スター戦略構築法
商品→顧客→競合→収益シミュレーション→タイミング→メッセージ
■売れる仕組みは掛け算。足し算ではない。この誤解のためにいつになっても
売れる仕組みが築けない会社が多い。
■事業への参入タイミングがビジネスの成功の鍵を握っている
■成長期の前期では黙っていても売り上げがどんどん上がる。
新規客を大量に獲得する。
■獲得した新規客との人間関係を深め、リピート販売を強化する。
■次の成長期を迎える商品の準備を開始する。
■まず導入期から成長期までの年数を把握し、いつまで続くか予測
■新しくSカーブを描いていく
■上りのエスカレーターに乗る人は、顧客が商品を求めて向こうからくる。
■3つの質問
その商品を待っている顧客がどのくらいいるか?ニーズ・ウォンツ分析
商品コンセプトが顧客に伝わるか?直観的理解×使いこなせる自信
その商品を入り口にその後広がりを持つか?垂直展開、水平展開
■ネーミングが競争力となっているケースは非常に多い。
ネーミングを聞いたとき、お客にどんな印象を持ってもらいたいか具体的に描写する。
■説得しないで買ってくれる理想の顧客は誰か?
・そもそもつきあいたくない客と付き合うと収益率がダウンする。
■クレイジー5%の意見は尊重するが、顧客リストから排除するというのが正しいアプローチ
■理想の顧客を獲得するコストを下げるにはどうしたらいいか?
・顧客ターゲットに到達する難易度、顧客ターゲット客と成約するまでにかかる営業コスト
■理想の顧客を連れてくる、影響力のある顧客は誰か?
・見込み客からあこがれられている、しゃべる職業にある人、特にデータベースを持つ人
■最強の競合戦略とはたたかわないこと
市場攻略の難易度(とぼけた市場を探す)
顧客視点から見た自社の優位性
価格コミュニケーション(価格の明朗性・妥当性)
投資回収期間を明確にする
■参入障壁を高め撤退障壁を低く
■頻繁なリピート購買が期待される商品の場合、粗利率は7,8割以上なければならない
頻繁なリピート購買が期待されない商品の場合、初回購入の粗利額は10万以上なければならない
■付加価値サービスを付け加える
■接近戦の方が圧倒的に成果が出やすい
■職業に貴賤はないのだがビジネスには儲かるモデルと儲からないモデルがある。
■タイミング
顧客の外部環境の変化に応じたタイミングの把握
季節や天候、経済動向、法律など
顧客の内部環境の変化に応じたタイミングの把握
■季節変動、記念日、突発ニーズ、強制ニーズ、
■比較検討の際の顧客心理
情報収集 (INFORMATION)
商品を見て触る (TOUCH)
正当化のための確認、相談、質問(QIESTION)
使いこなせるか視覚化(IMAGE)
■差し迫った必要性、普段から考えて売る場合1ステップ営業
■まず見込み客を集める2ステップ営業
■行動しないデメリットを感じさせる方法
今そこに危機がある
私の書評では、営業、コミュニケーション、接客、リーダーシップ、
マーケティング、経営、マネジメントなど
人間関係や売上向上に特化してご紹介しています^^
(ときどき違うジャンルも紹介していますが)
ぜひ毎日ご参考にして頂けると嬉しいです☆
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今日もありがとうございました。
また明日、★5つ書評をご紹介させて
頂きます。
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