DIYコラム 森林を守る ~その3~ - DIY・日曜大工 - 専門家プロファイル

ほしの てつ
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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DIYコラム 森林を守る ~その3~

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森林による二酸化炭素の吸収、炭素の貯蔵について


ご存じの通り、植物は光合成により、二酸化炭素を吸収します。また、樹木の呼吸により排出もします。この吸収から排出を差し引いたものを、炭素固定量と言います。

草などは、ライフサイクルが短いので、炭素の固定量は微々たるものですが、樹木はライフサイクルが長いので、長期にわたり二酸化炭素を貯蔵する事がきます。ただし、樹齢が進むに連れ、吸収量が減り、排出量が増えていくので、樹木の成長が落ち着いた頃が伐採に適した時期と言えます。(あくまでも二酸化炭素の貯蔵という意味で)


また、樹木の特徴として、加工されても炭素を貯蔵している点があげられます。住宅を木で作ったり、木の家具を使う事は、樹木の伐採後も長期間、二酸化炭素を貯蔵していることを意味します。1軒の家で、木造住宅の場合、およそ6炭素トンを貯蔵しています。これが鉄筋コンクリートの場合は1.6炭素トン、鉄骨プレハブの場合は1.5炭素トンですから、いかに木造住宅が二酸化炭素の貯蔵に優れているかお分かりになるでしょう。


さらに、加工の過程でも、木材はプラスチックや鉄等に比べて化石燃料の使用量が圧倒的に少ないので、木を使うという事は、それだけ二酸化炭素の排出量を減らすことになるのです。

しかし、木造住宅もいずれは寿命を迎えます。すると、朽ちたり燃やしたりするので、二酸化炭素を出してしまうのですが、そもそもこの二酸化炭素は元々空気中にあったものですから、燃やしても元に戻るだけです。つまり長い目で見ると、木を燃やしても二酸化炭素が増えたわけではないのです。そして植林をすれば、また二酸化炭素の吸収が始まります。これがカーボンニュートラルと言う考え方です。

※出典:農商工連携等人材育成事業研修テキスト 森林分野
(農商工連携等人材育成事業研修 修了 ほしのてつ)

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