- 渡辺 博士
- ワタナベマネークリニック ファイナンシャルプランナー
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
将来の不安が増大するのは、政府が安心できる体制を作ってないからですが、少なくとも自分自身でできることは自己防衛しないといけない時代になったとも言えます。
家計の金融資産に関する世論調査(2006年金融広報中央委員会より)の貯蓄の目的という調査によると、全体では「病気・災害への備え」が67.4%と1位となり、次いで「老後の資金」56.0%、「子供の教育資金」29.0%とやはり将来いつおこるかわからないことへの備えをあげる人が多い事が分かります。
それに比べ、「住宅取得・増改築」16.0%や「耐久消費財の購入資金」13.0%、「旅行・レジャー資金」15.5%と本来私たちが注目しがちなところへは、あまり貯蓄してないことが分かります。
このデータからみてもわかるように、将来にわたり家計管理するもの、つまり長期にわたり貯めなくてはならない、教育費や老後の資金などへの意識は強く、長期にわたるとの観点から資産運用に最適と言えます。
目先の物への貯蓄は少ないことから、マンション購入や車などの購入をするときには、十分な資力を作ってからでも遅くはないし、優先すべきは将来の不安の解消であると言えましょう。