ティンバーフレームの特徴 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

鈴木 克彦
株式会社マクス 代表取締役
建築家

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対象:住宅設計・構造

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ティンバーフレームの特徴

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ティンバーフレーム工法の住宅
ティンバーフレームの正体は、構造材が太くて頑丈な木造住宅である、というのは、前回のコラムの通りなんですが、ティンバーフレームの特徴的な部材に、「方杖(ほおづえ)」というのがあります。

方杖とは、机に肘を突いてあごを支えることですが、建築では、柱と梁の接合部に入れる材料を指します。

ちなみにティンバーフレームの方杖は、英語では「knee brace」つまり、膝のつっかえ。
膝が曲がらないようにするような部材だからですかね?

肘と膝の違いと言うのも面白いです。

現在の日本の法律(建築基準法)では、頬杖は強度的に評価されませんが、これを入れることで、相当強くなることは、見ての通りです。

この様に、構造体を(時に彫刻を施したりして)美しく見せるのが、ティンバーフレームの大きな特徴です。