借金体質改善コラム 第13回「計画には具体性が必要」 - 借金・債務整理全般 - 専門家プロファイル

若林 正昭
若林司法書士事務所 所長 認定司法書士
司法書士
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借金体質改善コラム 第13回「計画には具体性が必要」

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計画倒れの人たちには共通の特徴がある。具体性に欠けるのだ。計画は立派で、現実的だが何故か実現しないと言う人は、いつやるかを決めていなかったり、何時間でやるかを決めていなかったり、やる場所を決めていなかったりする。何となくやると思うだけならそれは”計画”ではなく”願望”に過ぎない。


毎朝起きたらその日にやることを具体的にイメージしてみると良い。何時に何をするかと、かかる時間、作業場所、その時の気分などをヴィビットに映像化するのだ。このように一日をイメージしたらそれをシステム手帳など紙に書く。この時に大切なのは、自分1人のタスクも手帳に書き入れる事だ。スケジュールを手帳で管理している人は、他人とのアポイントや会議の予定は手帳に下記入れるが、自分1人のタスクは下記入れない事が多い。自分の予定はいつも中に浮いたまま。これでは成果は上がらない。


一日を過ごし終えたら、その日の振り返りたい。何も日記を書かなくて良い。システム手帳を見ながら朝にイメージした通りの一日を過ごせたか、あのタスクが完了出来なかった原因は難だったのかを映像で思い出すのだ。
ワタミグループの創業者渡辺美樹氏は、ワタミを創業して間もない店長兼任時代に「一日のイメージ化と反省」を売上伝票を見ながら実直に繰り返した。売上伝票を見ながら「あのお客様は満足しておられたなー」とか、「あのお客様に何故もっと早くビールを出せなかったのか」などを思い出し対応策を考えた。この小さなカイゼンの積み重ねがお店の売上を2倍、3倍に導き、今日のワタミを作り上げたと氏は力説する。


新しい年がはじまった。新しい習慣を始めるのにふさわしい時期である。

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